トリップしたのは本物の平成のシャーロック・ホームズ【名探偵コナン】リメイクVer.

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『そろそろ着くぞ』

隣で寝ている色男を起こす

この世界の人間はどうしてこう
顔が整ってる奴が多いんだ

しかも組織の人間で、探偵だ
なんて名乗ってる奴の前で普通寝るか

寝顔が尊すぎて危うくハンドル操作を間違えるところだったぞ



「ん、俺寝てたのか…」

『人前で寝るのはあまり感心しないが、かなりの距離を走ったからな今回は見逃してやる。』


私はツンデレか
何が感心しないだ、寝顔が拝めて感動してた奴が言う台詞ではない


「まだ夢か」

『何を言ってる
とっくに目は覚めただろう』

「映画でしか見た事ないような物凄い豪邸が目の前にあるんだが」

『私の家だが』
「マジか…」

車を門の前で止めセキュリティを解除する
セキュリティは暗証番号や指紋、声や目など高機能なものばかりだ

「秘密組織のアジトみたいだな…」

『そうか？私としてはかなり面倒なのだが』

男には憧れるものがあるのだろうか
家の者が煩くて取り付けたものなんだが、物凄く面倒なんだ

何度か助けられたがな(遠い目)


『今度、景光さんのも登録しないとな』

「アレをやるのか…？」

『あぁ、登録しないと自由に出入りが出来なくなるからな、私とずっといることになるぞ。』

私としてはありがたいが、これから制限されてしまうとはいえ自由行動が出来ないのはきついものがあるだろう

「それでもいいけどな…」

何をボソリと言ってるんだ
狙ってるのか？

萩原さんも大概だが、彼も相当だな
私は顔にこそ出ないが心臓バックバクだ
これが一般の女性だったら死んでるかもしれない


『そういうことはあまり言わない方がいい』

「き、聞こえてたのか？！」

ここまで焦るとなると
何か企んでたということも考えられるな

できる男は怖い
こういうことも計算してやってしまう
世に言うHoneytrapってやつだ


『バッチリとな

何を企んでるかは知らないが
あまり変な気は起こすなよ。』



「なんか物凄く勘違いされてるんだが…」





門からの長い道を走り、やっと車庫へ着いた
慣れたように停め車から出る
ちゃんと彼側のドアを開けることも忘れず


車庫からそう遠くない玄関まで移動し

ギィーと音を立てて扉を開ける




『ようこそ…我が家へ』


確かこんな題名のドラマなかったか？
ほら、気象アイドルの…

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