Whereabouts of truth (ページ4)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:5,134 hit

･ページ4

櫻井さんはどうして私の考えてることか分かるの？

「そういうSPECだからとしかいいようがないけど」
「あれ、翔ちゃんもう言っちゃうの？」
「いずれバレることだし、今日から同じ部署なんでしょ」
「珍しい…いつもここに女の子来るとすぐ追い出そうとするのに」
「下心丸出しのやつなんか置いとけるか」
「じゃあ神崎さんには下心がないと…」
「今のところはな」

すぺっく…スペック…
もしかして

「スペックってs p e cって書いてSPECですか？」
「あれ、Aちゃん知ってるの？」
「いえ、私は…けど、先輩の手帳に…」

失踪する前に見た先輩の手帳にはSPECの文字と複数の男女の名前が書かれていたのを思い出す

「肝心な記憶は消されたってところかな」
「どうせ、零課の仕業でしょ」
「いや、彼女の件には関わってないみたいよ」
「また勝手に入り込んだの？」
「どうせバレないから大丈夫よ」
「ニノのはほんとに便利だよね」

全く話についていけない…
零課って…？
SPECってなに？
先輩とどんな関係があるの？

「キャパオーバーしてるヤツいるけどいいの？」

困ってる私に助け舟を出してくれたのは松本さんだった