Whereabouts of truth (ページ27)

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目の前には未詳に行くためのリフト
最近やっと慣れてきて楽しみにしてたはずなのに、今は全く乗りたいとは思わない

けど、隣には大野さんもいる
嫌だ行きたくないという気持ちに蓋をし、リフトに乗り込りこんだ

「ただいまぁ」
「あ、リーダーおかえりー」

大野さんの声に皆さんはパソコンをいじっていた手を止めてこちらを向いた

「おかえりAちゃん
1週間も寝てるなんてお寝坊さんだねー」

前回は2ヶ月寝てたけど…
今回は1週間で済んだんだ…

「ご心配をおかけしました…」
「ほんとだよー
あの後急に倒れたと思ったら起こそうとしても全く起きないし

あのあと松潤が来て救急車呼んでくれなかったら今頃どうなってたか…」

ほんと怖かったぁ
相葉さんはそう言って笑っているけど、その言葉には本物の恐怖が混じっている気がした

「相葉さんはパニクってずっとお前の名前呼んでたよ」
「ちょっと松潤!それは言わない約束でしょ!!それに松潤だって救急車がまだ来ないまだ来ないって焦ってたくせに」
「それは、血だらけになって倒れてるやつが2人もいたら焦るだろ
犯人そっちのけだったやつにいわれたくねぇよ」
「うぐっ…」