Whereabouts of truth (ページ17)

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って、依頼人さんさっきよりイライラしてる…!

大野さんは…無理か…
少し頼みずらいけど…

「櫻井さんお願いしてもいいですか？」
「ん？あー、良いよ
大野さんはしばらく捕まっちゃうだろうし」

櫻井さんは大野さんの方を見ると苦笑いした

「それでですね!!」
「へぇー」
「智さん聞いてます？」
「聞いてる聞いてる」
「続きがですね!!」

「…」

「お話聞かせていただいてもよろしいですか？」
「やっとか」
「すみません…

私は未詳事件特別対策係の神崎と申します」
「同じく櫻井です」

「倉本栄一だ
ここはどんな不可思議な依頼でも受けてくれると聞いてきた」

依頼人は倉本栄一と名乗り
空き巣事件の犯人を捕まえて欲しいと言ってきた

「空き巣ですか？」
「そうだ」
「空き巣などは三課が担当のはずでは？」

「その三課ってやつに相手にすらして貰えなかったんだ!!
こっちは家のものを盗まれたと言っているのに!!
証拠がなければ無理だとな!!」

櫻井さんが三課の名前を出した途端怒りを顕にした倉本さん
頼りにしてきたのに門前払いを食らったそうで
相当怒っているようだった

それにしても証拠がないってどういうことなんだろう…