Whereabouts of truth (ページ13)

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始まりの始まりページ13

話してみないとやっぱりわかんないもんだなぁなんて1人で思っていたら
肩にズシッと何かが乗った

「終わった？」
「大野さん?!」

耳元で聞こえたのは大野さんの声
首に息がかかって少しくすぐったい

「はぁ…大野さんそんなんだから気があるって勘違いされるんでしょ…」
「あ、Aちゃんごめんね」
「い、いえ…」

松本さんが深いため息を着くとパッと私から離れる

国宝級のイケメンが私の肩に頭を乗せたという事実に心臓がはち切れそうだ

心臓は爆発寸前だけど相手の顔が整い過ぎてて下心なんか出るわけがない寧ろ尊すぎて死にそう眼福…

「ぶふっ」
「うわっ!!翔ちゃん汚い!!」
「報告書がコーヒー塗れになったんだけど?!」

真顔でパソコンとにらめっこしていた櫻井さんが突然飲んでいたコーヒーを吹き出した

まさか

「Aちゃん面白すぎっ…腹痛いｯ…」
「か、勝手に私の思考読まないでください!!」
「だって眼福ってっ…」
「そんなこと聞いてません!!私は思考を勝手に呼んだことに怒ってるんです!!」

人の考えてることをいつの間にか読んでるってプライバシーは…？

心の中でかっこいいとか言ったら全部聞こえちゃうんだよね
できるだけ何も考えないようにしよう…