目をかける ページ24
「貴様!!何をしている!!」
『落ち着け
能力を試すにはこうするしかなかったんだ
"目を休ませる"』
ざっくりと切れた傷口に手を重ねるとじわりじわりと塞がっていくのが分かる
やがて手を離すと痕を残さず傷が消えた
『こんな風にな』
「貴様は馬鹿か!!」
『馬鹿とはなんだ
これでも頭はいい方だ』
「そういうことではない!!」
怒鳴られるのには慣れてない私は思わず肩を竦めた
これくらいのことがなんだと言うのだ
「セブルスは自分の体を大切にしなさいと言いたいのじゃろう」
「校長!!」
「わしもあまり見ていて気分のいいものではなかった
これからこのようなことはしないように」
『大切にか…』
何年経っても死なない
いくら傷ついてもすぐに治ってしまう
自分を大切にしろと言われてもあまりピンと来ないのだ
『善処する…
さてとそろそろ終わりにしよう
次は"目をかける"』
相手に自らの感情をリンクさせることが出来る
「これは…」
「…」
私の感情が2人へと流れる
『私は感情などとうの昔に忘れていたと思っていた
だがそれは違った
アルバスが手紙を送ってくれなければ、セブルスが私を迎えに来てくれなければ
私は本当に感情そのものを失い廃人になっていたかもしれない』
頬に暖かい何かが伝う
これは涙か…
枯れたとばかり思っていた
2人はどう言葉を掛けていいのか分からないのか私を見つめている
私は言葉を続けた
『アルバス私と契約しよう』
「貴様…一体何を考えている…」
「ほう…そう来るか」
セブルスは突然の台詞に顔を顰めているがアルバスは真剣な面持ちでこちらを見ている
『お前たちが心配なのは脅威になりうる私が闇の魔法使いに寝返らないかどうかだろう』
図星だったのだろう
2人して黙り込んでしまった
「いいじゃろう…
お主は何を差し出せる？」
ラッキーハリポタキャラ
ハーマイオニー・グレンジャー
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理音(プロフ) - 応援してます！！(*^^*) (2022年9月6日 0時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年4月1日 16時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
メカクシ団No.10 - もしかして、カゲプロとハリポタのクロスオーバーですか！？なんて、私得なのだ！楽しみにしてます！ (2020年10月22日 4時) (レス) id: 47ad467e33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎じゃむ | 作成日時：2020年10月12日 22時
