4話 ページ5
「だからここはこの法律が当てはまるんだ。わかったか?」
「な、なるほど!!わかりました!」
スラスラとペンを動かして今降谷がまとめたことを自分の言葉にしてノートにまとめいく。まとめ終わったところでノートを閉じ、門限だというので寮に戻ることになった。
「降谷先輩すごいわかりやすかったです。ありがとうございました。」
「いや、こっちも忘れていたところを改めて勉強をさせてもらったよ。」
「降谷先輩でも…あ、電話。失礼します。」
そう言って電話に出る。するとAが松田先輩?と電話越しに話しているのが聞こえた。
松田?赤の他人だろう。自分の知っている松田ではないと降谷は思っていると、Aが電話をこちらに差し出した。
「ん?」
「松田先輩です。降谷先輩を呼んでいるそうです。」
渋々電話を受け取り電話を代わった。
「よー降谷いつ帰ってくんの?」
「いつって、もう帰るつもりだか?なんだよ…パシリはしないからな」
「ちぇっ感がいい奴」
「だいたいお前が電話を寄越す時はそういうのだろうが___ってなんでAの電話番号知ってるんだお前。」
素朴な疑問と松田がAの電話番号を知っていることに少しだけ嫉妬をした。
松田と降谷が電話をしている際、Aは当たりが暗くなっているので降谷の前で様子を伺っていた。降谷は待っているAが申し訳なくて、彼女の頭をなでてにこりと笑ってみせた。
急に頭をなでられてたAは驚きながらも降谷に微笑み返した。
「あー?なんでだろうなぁ。スルメ買ってきてくれたら教えてやるー。だから頼んだ降谷!」
「おい、松田!ってすぐ切るし…」
「松田先輩はなんて?」
「軽くパシリにされただけだ。遅くなってしまったから寮まで送る。」
さらっと降谷はAを寮まで送り、自分も寮に帰るといつもの4人が待っていた。
「スルメ買ってきてくれたか?降谷ー?」
「当たり前だ。ってお前ら酔ってるな…」
「明日休みだしなぁ〜早く降谷も飲もーぜぇ」
はぁと降谷はため息をつきながらもその飲みに参加した。
***
寮にAが帰ってくると友達がおかえりと声をかけてくれたがAはそれどころではなく、すぐ布団に入ってしまった。心配そうに声をかける友達だったがすぐに静かになった。
Aは、先程の降谷が頭をなでてきた時のことを思い出し、心臓のドキドキが止まなかった。
(降谷先輩、なんであんな顔してたんですか…?)
819人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜空(プロフ) - いつも楽しみにしてますもう最新しないんですか?出来ればまた、最新して欲しいです頑張ってください応援しています (2021年5月5日 21時) (レス) id: 15c1247fea (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - 環奈さん» 本当ですか!?作った甲斐があります!これからもこの作品をよろしくおねがいします(^^) (2018年6月9日 18時) (レス) id: 358e6d9f8d (このIDを非表示/違反報告)
環奈(プロフ) - 警察学校組の作品いっぱい見ましたけど、この作品が一番好きです (2018年6月9日 12時) (レス) id: 7c11cf583b (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - いえいえ、どういたしまして。はい、わかりました。続き頑張ってください。 (2018年6月7日 20時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - 和美/美香さん» 初コメントありがとうございます!引き続き皆仲良くやっていきたいと思います! (2018年6月7日 18時) (レス) id: 358e6d9f8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷっちょ | 作成日時:2018年6月7日 8時