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いのおは高校生の頃からたかきが好きだ
だから未だに俺とたかきの関係を認めたくないらしい
きっと、ひかるくんがいる飲み会に誘ったのもわざと
俺がああいうタイプに弱いのをいのおは知っているはずだから
ひかるくんを使って俺を揺るがそうとしている
まぁ、いのおが仕掛ける前に俺は自分から罠に掛かってしまったようだが
「そろそろ帰るわ。」
「今日もたかぎの家行くの？」
さっきよりわざとらしく大きめの声で発せられたいのおの言葉を聞いて、やまだと喋っているのひかるくんの意識がこちらに向いていることを感じた
彼にはあまりたかきの存在を知ってほしくなかった
そう思う俺はずるい人間
「いくよ。明日も仕事だし、これで。」
財布からお札を数枚出していのおに預ける
いのおは俺に冷たい視線を送ってきた
立ち上がって別れを告げると
ちねんは眠そうにばいばいと言い、正反対にやまだは元気よく手を振ってきて
ひかるくんは控え目に手を振ってくれた
また、会いたいな
そう思ってしまった俺はたかきを裏切ることになるのだろうか
それとも、あの日ひかるくんに声をかけてしまった時点ですでに裏切っているのか
たかきの家に行く前に一旦自分の家に帰る
なんとなく同棲するのは憚られて毎日のようにたかきの家に行っているくせしてほとんど使っていないのに自分の家もある
半同棲状態ってやつだ
仕事終わりに自分の家でお風呂に入って翌日のスーツを準備しタクシーでたかきの家に行く
毎日、毎日そんな感じ
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名無し84745号(プロフ) - まやさん» コメントありがとうございます。これからも楽しんでいただけると幸いです。 (2018年10月5日 20時) (
レス) id: 8ba8fca067 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - はじめまして。高木くんの別れ際の優しさと2人の交わす会話に切なくなりました。運命的なひかるくんとの出会いも、これからどうなっていくのか楽しみです！ (2018年10月4日 23時) (レス) id: 66cf309f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し84745号 | 作成日時：2018年9月24日 16時
