43話 タラシ ページ48
「へいじぃぃぃーーーー!!」
すっごく大きな声でこちらに向かってくる平次くんくらいの女の子
「お!なんや一葉か、おまえもそういやついてきとったんやったな」
「あんた、ほんまに…。やから手つないどこ言うたのに」
「うるっさいわ、おまえみたいな女と手なんか繋ぎたくないんじゃ」
少し傷ついた顔をする和葉ちゃんにフンッとそっぽを向いている平次くん
幼馴染ってやつかな?
『まあまあ、平次くん。和葉ちゃんは平次くんのためにわざわざ戻ってきてくれたんだよ?一人で迷わずにありがとうって言わなきゃ』
「…和葉、ありがと」
「平次、、、きもちわるい」
『あーー、こらこら和葉ちゃんも意地張らないで』
「あ、ごめんなさい。私遠山和葉!お兄ちゃんの名前は?」
『僕は、如月蓮。平次くんとはさっき会ったばかりなんだ和葉ちゃんが来たからもういいよね?僕そろそろ帰らないとうるさいお母さんがいるから』
「もうかえってまうんか?」
ウルウル目の平次くんだが、門限は19時で今の時刻は19時24分である。旭に伝えてもらったが心配だ。
『ごめんね??また会おうな!二人とも』
僕が走り出そうとすると平次くんが手を掴んだ
「最後に携帯の番号教えてくれへん??」
僕は胸ポケットに入れてあったペンをとり平次くんの手に書いてあげた。
『それじゃ、平次くんに和葉ちゃん。また会おうね!』
僕は二人にはにかんでから走りだした。
「ごっつ綺麗な男の人やったなぁ」
「男の人ちゃう、俺もはよ大人になりたい…」
「何を言うてんの、あんたは。」
その頃Aは
やっばい、さっきスマホ開いたらゼロくんから鬼電来てた。恐怖。
20分くらい走るとようやく家に着いた。10分短縮できたんだから褒めて欲しい。
玄関の靴は陣平くんと研二くん、そしてゼロくんのものだった。
陣平くんと研二くんがいるだけでマシだな
『ただいま。』
「よっ、おかえり。A大変だったな」
「Aここから米花ホテルまで歩いて30分くらいのものだろ、なんでこんなに遅かったんだ?」
でたでた小言母ちゃん
『送ってった子が一人じゃ嫌だって言うからいてあげたんだよ』
「はぁ、ったくお人好しだな。」
『ゼロくんに似たのかな??』
「さすが、A降谷の扱い方分かってるよな」
と言う研二くんに頷く陣平くん。
『まあ、毎日生活してればね』
「次門限破ったら、短くするからな」
『へいへい』
つづけ
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日下部(プロフ) - るーさん» ご指摘ありがとうございます!直しました!! (2020年5月8日 0時) (レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
日下部(プロフ) - るーさん» ご指摘ありがとうございます!直しました!! (2020年5月8日 0時) (レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
日下部(プロフ) - まゆさん» とても嬉しいです。これからも頑張ります! (2020年5月8日 0時) (レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
るー - とっても面白い作品でした! あの、24また会う日までの、 父親が殉死 は、 父親が殉職 の方が適切かと (2020年5月7日 23時) (レス) id: b76d94a80e (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2020年2月12日 23時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でくのぼう x他2人 | 作成日時:2018年6月17日 23時