ん？この人？僕のお母さん【降谷零/安室透】

39話 陣平くん陣平くん side零 ページ44

『陣平くん！僕ホルモンほしい！！』


『陣平くん。ハラミーー！』


『陣平くん。これあげる！！』


陣平くん陣平くんって。さっきちょっとした喧嘩をしたからかAがあからさまに松田に懐いている。


イライラする。


「ほら、蓮ホルモン焼けてるぞ」


『ん。』


俺への返しはこれだけ。


挙げ句の果てには俺との間に隙間を開けてヒロにくっついている。


その光景をみて、松田と萩原が馬鹿にした笑いをしてくるのでイライラが二割り増した。


「降谷さん、心中お察しします。」

旭くんが気を使っているのか馬鹿にしているのか俺に手を合わせてくる。


「零くんさー、蓮くんの気持ちもわかってあげなよ。零くんが忙しいの心配してたんだよ？？」


しまいには、小学生のまきに説教される始末だ。
中身は何歳か知らないが。


「蓮。さっきは悪かったよ。だけどこれからは俺に相談してほしい。お前に何かあってからじゃ遅いんだ。」


『うん。僕もごめん。言い方が悪かった。』


「ふぅ、万事休すってとこか」


「だな。」


Aは、中学生になり反抗期気味ではあるが結局素は素直なやつだから。かわいいんだよな


その後旭とまきを家に送り届けて俺たちはいつもの家に帰った。


「A先にシャワー浴びてこい。もう遅いから」


『ほーーい』


「A、一緒に入るかー？」


『研二くんはデカイし邪魔だから二人で入れませーーん！』


「そういう問題かよ」


「萩原は、そんなに今日死にたいのか？？」


「お、おい降谷。冗談だからその目やめて」



つづく


暇なので一気に書きました。誤字ないかな？？

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