ん？この人？僕のお母さん【降谷零/安室透】

32 まきちゃんの秘密 sideまき ページ36

一ノ瀬まきside


実は、私は天性トリッパーで今は小学三年生のフリをしている。


トリップ先は名探偵コナンで登場人物の如月蓮もとい如月Aの過去や秘密、警察学校組のこの先の未来について全てを知っている。だからどうしても助けたい。



もともと私は警察学校組の松田陣平が推しだったのだが松田陣平のことを知っていくうちに警察学校組のみんなが大好きになり



突然登場した、警察学校組と深い関わりのある
如月Aが一番の推しになった



そしてある日事故に遭い、目を覚ますと違う世界に転生トリップしていたのだ。



私が蓮君とあってそろそろ一年が経つ、あの惨劇が始まってしまう



萩原研二 爆死



私は、最近になってやっと蓮君が素を出してくれるようになり段々と警察学校組とも仲良くなれたと思う。特に陣平くん


小二の時は、すごく蓮くんにグイグイ行きすぎて引かれていたが…とにかく早く仲良くならなければならなかったのだあの時は



でも、私はまだ爆弾処理班だってことも教えられていない状態



だから、私は今日ある決断をした



蓮くんと旭くんに、全てを話して手伝ってもらう
ハイスペックな蓮くんと旭くんならきっと手助けしてくれるはず。


しかし


中学に上がってからは会う頻度も減って
そろそろ大きくなるショタ蓮くんを目に焼き付けておきたいのに…



で、ファミレスで蓮くんを待っている



『んで？俺と旭になんのよう？』



ちなみに蓮君、物腰があんなにも柔らかかった蓮君が中学に上がってから少し口調が荒くなっている反抗期だろうか？かわいいな…



「…まあ、単刀直入に言わせてもらうけど
私、この世界の住人じゃないのよ

この世界は、私の現世に存在する漫画の世界なの
だから、私はあなたの本当の正体も全て知ってるの」


蓮君がは？みたいな顔してる。ウケる


「おい、まき。俺たちはお前のしょうもない妄想に付き合ってる暇はないんだぜ？明日はテストだし」


『まって、旭ちゃんと聞いてみてやろうよ一応
喋り方もいつもと違うし、雰囲気が全く違う
まきはこんなに大人しい子じゃないよ』


さすが蓮君、鋭いわね



「で、さっきも言ったように私は全てを知ってるの
ね？再来週の十一月七日、萩原研二が爆弾を処理しきれず殉職する。」



『な？！それ本当なのか！！！』



ガタンと大きな音を立てて立ち上がった蓮君は少し怒ったような顔だった。


「だから、私たち3人で助けたいの」



続く

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