ん？この人？僕のお母さん【降谷零/安室透】

10 今日のゼロ飯 ページ13

零side



Aが、コンビニへつまみのお菓子やらをかいにいってから帰ってこない



門限は30分も過ぎている


しびれを切らした俺たちはコンビニまで迎えに行こうとしたその時だった


「た、ただいまー」



俺は少し、怒った風にAの方を見る



Aはこちらを伺うような目つきでこちらを見てくる


話を聞くとコンビニ強盗に出くわしたらしい



物騒だな門限5時にしようか←



それに話を聞いていると強盗を蹴りで倒したとか言うじゃないか、ちょっと無茶しすぎだろ
ニット帽のイケメンお兄さんが気になるが


まあそこには敢えて触れないでおこう


それにしてもこいつ目が離せないな


本当に門限5時にしようか←２回目



『てか、今日ご飯何？』


そして、成長期なのか帰って来たら一番はじめに
今日のご飯のメニューを聞いてくる



「ふっふっふ、聞くか？A」



『うん聞く聞く！』



「できてからのお楽しみだ。」


『おーしーえーてよー！ゼーロー！！くん！』


「ダメだ、今作ってるから先に風呂に入ってこい」



聞いてくるたびに、できてからのお楽しみにさせて
先に風呂に入らせる



「すっかり、お前ら親子だよな」


「いやぁ、良い母と娘の関係って感じだな」


「誰が、お母さんだせめてお兄ちゃんにしろ」


「お兄ちゃんは、俺たちだからお前は
シングルマザー女手一つ警察しながらも立派に子供を育てた最強母ちゃん」



警察しながら、手のかかるヤンチャな子供(ガキ)どもの世話はさすがに体壊すだろう



てか、なんだよその設定



そんな会話を繰り広げているとAが風呂から上がって来た


「あぁー、今日も良いお湯だったよ母さん」


「誰が母さんだ、また髪濡らしたまま出て来たな？
毎回言ってるよな？髪くらいちゃんとふけと」


『だって、今日のゼロ飯が気になって気になって気になって気になって仕方なかったんだもん』


と言ってそっぽを向くA


かわいい奴だな←


「今日のご飯は、お前の大好きなふわとろオムライスだ」



そう言うと、目を輝かせガッツポーズをする


一気に機嫌が良くなりニコニコし出す
わかりやすいやつだな



そして皆んなで食器やらを運んで


「『いただきます！』」


一斉にみんなオムライスに食らいつく


『あー、美味い。ゼロ飯最高。零君絶対良い嫁さんになるね、誰にもやらないけど。』←


「ブフッ、無意識な独占欲か？」


『違うよ！航君！』←何が違うんだよ！



続く

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