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8話 ページ9

しまった。目を開けたらもう夕暮れ時だ。

A「っ」

寝すぎた。まるで二日酔いのように頭がズキズキしてる、

とりあえず自分に鞭を打ってでも行くが

朝はかなり世話になったな。

……とおもって広間に来たのだが、変だ。

いつもならこの時間、もう賑わっているはずなのに。なぜ?なぜ、誰一人としていない。

A「秋ー?春ー?あっ!!赤子!!桜!!緑!!木葉!どこだ!」

やばい、やばい。昨日、お鈴に叱られただろ?子どもは身体なのだからって。こんな事があるなんて誰が予想するさ?

昨日は身体が子どもでも、雑で扱ってたちゃあ扱っていたが、あくまでもそれは転生者としての考慮を含めた上であって、しっかりと考えてはいた

だがもしも、捕らわれたとなるとどうだ?そしてそれが極悪非道な犯人だったら小学生よりも上の子達はなんとか知恵を振り絞り出してくれそうだが赤子となると手も足も何も出やしない

もし、あの時のような、あんな同じ事を経験したとなるのならそれはきっと何度転生したって忘れ去ることの出来ないトラウマになるはずだ

寝なければよかった


あまりの無力感に誰が平然としていられると思う?きっと誰もが同じ立場になったりなんてしたらこうなるだろう

今はただ、とにかく自分の爪で自分の肌を傷つける事で救われはしないけど心が満たされていくのを感じる……

バシャンっと音ともに上からなにか冷たいものが浸った気がした

お鈴「なにやってんだ!このおやじ!そんな所にへたり込んで、血が出るまで掻きむしってんだ!」

A「お鈴?お鈴!!子ども達がいないんだ!誰一人も」

お鈴「は?……馬鹿なの!?本当に馬鹿になった!?昨日、あの子ら、今日キャンプに行くっていってたよね???」

あっ……忘れていた。だがそれでも他の子達


A「その他だってみんな居なくて……どうしようって」

お鈴「あいつっら!しっかり書いとけ言うたのに!」

……でも、そうか。お鈴の反応からするに何も悪いことにはされてないんだ。良かった。だがしかし、久しぶりに人をこんなにもパニックにさせたんだから帰ってきたのならそれ相応のことをしてもらう。

お鈴「なんだか他の子らはコナンくんに誘われて全員で行く事になった。なんでも鈴木財閥の仕切る場所だから広いんだと」

A「は?それってまさか赤子も……」

お鈴「何言ってんの!?なわけあるか!てか私の後ろにいるでしょう!散歩の帰りなんだから!」

視野が狭かったようだ

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サクヤ(プロフ) - 更新ありがとうございます!待ってました!そして最新話読んで若干泣きました!これからも無理せず頑張ってください!応援してます! (2020年12月30日 21時) (レス) id: f05c140f5e (このIDを非表示/違反報告)
sikura(プロフ) - 続きが楽しみです!無理しないで更新していってください! (2019年12月7日 15時) (レス) id: 8625e8b290 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きが楽しみです!(泣)続きが気になりすぎて夜しか眠れないですがぁ(泣) (2019年9月11日 17時) (レス) id: bcd225de1e (このIDを非表示/違反報告)
マレイ(プロフ) - 月夜さん» コメントありがとうございます!次回更新時に招待を正体へと訂正したいと思います。ご指摘ありがとうございます!続きを楽しみにしてもらえて嬉しいです。 (2019年6月22日 10時) (レス) id: 7b94b28b2d (このIDを非表示/違反報告)
樹姫(プロフ) - 面白かったです!続きが気になります! (2019年6月20日 16時) (レス) id: fc4bcc113a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マレイ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年6月14日 21時

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