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6話 ページ7

A「いただきます」

今日は買い出しに行く余裕が無かった。と言うよりかは面倒くさかったから冷蔵庫にある野菜をサッとポン酢で炒めたものと、冷奴。それに秋サンマを机に並べた。

それぞれビジネストークをしながら食ってるよ。異様だよね。

そんでまた俺もその光景をボケーッと見つめながら口にご飯を運ぶ。

一年前まで、この子達に演技されてたんだと思うと心苦しいもんがある。

なんで、なんで、なんで俺が面倒を見る立場なんだよこのやろうっ!!!!てな!決してネガティブな意味じゃねぇんだな?これが、こんな大人の欲に塗れた空間じゃなくて純粋な空間を子どもたちと過ごしたかっただけなんだ、それだけだ。

そしてそんな事を考えている内に、一人、また一人と片付けていく……

秋「あっそいいや俺、明日毛利たちにキャンプ連れてってもらえんだ。だから飯いらん。くぁーヒロインとキャンプ楽しみだ!」

A「はぁあ!!?」

それが啖呵を切ったかのように少年探偵団と同い年の数名までも俺達もそれ行くんだったと思い出したように申告してきた。

もっとしっかりしとくれよ大人たち。

A「それにしてもなんで明日なんだ!?ったくもういい。じゃあ今日は解散だ!」

因みにあまりにもうるさくし過ぎたのか桜におしゃぶりを顔面に投げつけられてしまった……うへぇ、べとべとー


その日の晩、さてそろそろ寝につくかと思った時にお鈴が部屋に入ってきた。

A「んだよ。お鈴」

お鈴「え?いんや。確かにあたし達って転生者ってだけだけどさ、そんな壁を作らないで欲しいんだよね」

A「え、いや別に。作ってねぇだろ」

お鈴「なんかそういう事じゃなくて、私達の前でも面をつけられてるのが嫌だ」

そんなん言われたってなぁーー

A「ちょっと無理なもんは無理だな。反論しか買われねぇし」

お鈴「そっか。とっとと寝ろ。寝不足おやじ」

A「急に悪口だな、おい」

お鈴「あっそれおやじって認めたよね!それ!クッハハハ 」

A「はいはいーいい子はおねんねの時間ですよー」

そしてお鈴の背中を出口まで押す

お鈴「もう私は十分大人だっての!」

A「はーいバイバイ!」

ったく!絶対お鈴あれ、公安っつうのを利用して職務乱用したろ!
絶対そうだ!

人が皮を付けてるのばらしやがって!

A「でもま、あれはお鈴が正論なのかもしれないな」

…いつまでもそんなだと痛い目見るわよ、か。

頭の隅に入れといて損は無いだろう

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サクヤ(プロフ) - 更新ありがとうございます!待ってました!そして最新話読んで若干泣きました!これからも無理せず頑張ってください!応援してます! (2020年12月30日 21時) (レス) id: f05c140f5e (このIDを非表示/違反報告)
sikura(プロフ) - 続きが楽しみです!無理しないで更新していってください! (2019年12月7日 15時) (レス) id: 8625e8b290 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きが楽しみです!(泣)続きが気になりすぎて夜しか眠れないですがぁ(泣) (2019年9月11日 17時) (レス) id: bcd225de1e (このIDを非表示/違反報告)
マレイ(プロフ) - 月夜さん» コメントありがとうございます!次回更新時に招待を正体へと訂正したいと思います。ご指摘ありがとうございます!続きを楽しみにしてもらえて嬉しいです。 (2019年6月22日 10時) (レス) id: 7b94b28b2d (このIDを非表示/違反報告)
樹姫(プロフ) - 面白かったです!続きが気になります! (2019年6月20日 16時) (レス) id: fc4bcc113a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マレイ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年6月14日 21時

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