やばい孤児院の園長です｢名探偵コナン｣

12話 ページ13

その時に桜がニヤリと笑ったのは勘違いでもなんでもない事実だった

そして

桜｢うぁーーーん！！！ぎゃーーー｣

だろうな。だと思った。人をなんだと思っているんだ！きっと仕返しとばかりに何か俺にとってばつの悪いことを、とか考えてるんだろうな！？

世良｢すまない。ちょといいか？｣

A｢あぁ構わないが｣

桜を寄越せと言うので渡したらどうだ？一瞬にして泣き止んだじゃないか

そしてなんでかわからんが世良ちゃんが赤子を抱っこする姿がさまになってる。さっき戻ってきた時も思ってはいたが……

A｢随分と慣れてるんだな

世良｢まぁな。たまに依頼で似たようなこともやってんだ｣

それって最速、探偵の域を超えてないか？

A｢俺にはこの子達を見る資格ないんですよね。｣

そーだそーだ。俺の持っている資格はな保育士に栄養管理士に教員免許などのあくまでも子ども達の面倒を見る資格に限る！

だからな？俺には大人の面倒を見る資格なんて持ち合わせちゃいないんだよ！

世良｢なんだ？もう帰るのか？お鈴さんは待たないのか？｣

A｢まぁ別に。突き放す言い方にはなるがもう卒業してるんでね。｣

それにしても突っ込むの早いな！？片付けの準備をして十秒もたってないんだけれどね！？

まったく、FBIになってしまった弟の影響だ。無垢な妹に何してくれとるんじゃっっ

あぁ…少し前までにいた、にいた、って後ろをヒョコヒョコとついてきてたのが懐かしい。

A｢君も気をつけるんだよ｣

世良｢え……？｣

A｢あっ｣

今絶対に太いあっだったと思うぞ。ぜったいに。やばい。つい世良ちゃんの頭をワシワシやっちゃった。

世良｢あんたやっぱり…｣

A｢何を言おうとしてるのかは分からないけど君がこれから発しようとしている言葉は間違っている。な？だからそれ以上口に出すんじゃありません｣

世良｢あっあぁ。すまない。つい懐かしい気がして気が動転してしまったよ。｣

A｢俺もごめん。つい同じくらいの年の子どもも見てたから癖で。｣

そしてザクザクとくる赤子達のつめたーーい視線。なんだよなんだよ！え？主要キャラに対して雑すぎるって？こっちにも事情があるんだよこにょやろー……

さ、さて噛んだのは別としてだな、財布を見事に忘れてしまった！！どうしよう。

世良｢財布ないのか？｣

見事についてくるなぁぁあ…その通りなわけだけども

そしてこの時の俺はここまでもがお鈴sの戦略だとも知りもせんかった

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