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「誰……」
「知念、先に帰っててもらってもいい？」
誰だよこいつ
僕達が家に帰っていると急に現れた僕の知らない男
「嫌だよ、僕は大貴から離れないから」
大貴にとっては知られたくないことなのかもしれない
だけど僕はもう大貴から離れたくない
大貴を手放したくない
「……もう、あなたとは今後一切会うつもりはありません」
「悲しいこと言うねー、1年以上も夜を一緒に過ごしたのに？」
「っ……夜だけだろっ……」
「夜を過ごすって結構深い仲だと思うけどな〜」
何、夜って
どういうこと？
てか、そんなん後ででいい
こいつを大貴から追い払わないと
僕はスマホを取り出してその男の写真を撮った
「おい、何してんだ」
「別にこの写真を知り合いの記者に渡して本当のことを伝えてもらうだけだけど」
「ふざけんなっ！今すぐ消せ、消さないと……」
「消さないと？消さないと何？刃物かなんかでも持ってるの？別に振り回したいなら振り回せば？僕もう警察呼んでるし」
「っ……てめぇっ……」
「いいか、この写真と今までの事をバラされたくなかったら今後一切、大貴に近づくな」
そう言うと男は走ってどこかに行った
警察呼んだってたのは嘘だけど
「まっどっちにせよ写真はバラ撒くけど……大貴の話を聞いたあとにね」
「うっ……」
「とりあえず、帰るよ大貴」
僕は大貴の手を引っ張って家に帰った
なんか、僕と大貴が出会った頃みたいだ
「ごめん知念……」
「あのさー、ごめんじゃない言葉の方が聞きたいんだけど？」
「あ、ありがとう……」
「ん、それでいいの」
大貴は家に着くのを恐れてかすごく歩くのが遅かった
「大貴、僕はどんな話を聞いても大貴を嫌いになったりしないから、安心してよ」
「うん……知念のことは信じてるよ？けど……怖いんだ……」
家に着いた
大貴はなかなか部屋に入ろうとしないから背中を押して無理やり入れた
「座って待ってて、飲みもの入れて持ってくから」
今の時期はまだ寒いから暖かいココアを入れて小さく座ってる大貴の元に持っていった
「知念……俺、面と向かって話す自信、ない……」
「じゃあさ、背中合わせで聞いてあげる」
僕は大貴の背中に自分の背中を合わせて座った
しっかりと僕のあったかい体温が伝わって安心出来るようにピッタリとくっつけた
そのまま大貴は話し始めた
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青空と虹(プロフ) - 蒼夜火さん» これからも頑張ってください！陰ながら応援してます！！ (2018年9月1日 21時) (
レス) id: 25896fb88b (このIDを非表示/違反報告)
蒼夜火(プロフ) - オムいちごさん» こんな自己満なお話で泣いてくださるなんて……！最後まで読んでくださっただけでも嬉しいのにコメントまで下さりありがとうございます！ (2018年9月1日 20時) (レス) id: 5e787acb31 (このIDを非表示/違反報告)
蒼夜火(プロフ) - 青空と虹さん» 初めまして！こんなお話を読んで下さった上に素敵な感想まで本当に嬉しいです！こんなに自己満足なお話を最後まで読んで下さりありがとうございました！ (2018年9月1日 20時) (レス) id: 5e787acb31 (このIDを非表示/違反報告)
オムいちご(プロフ) - 素敵なお話すぎて、ボロ泣きでした！（本当です。） (2018年9月1日 11時) (レス) id: 8044c5f081 (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - 初めまして。作品、読ませていただきました！とても考えさせられる、素敵な作品でした。次回作も楽しみにしています^^ (2018年9月1日 1時) (レス) id: 25896fb88b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼夜火 | 作成日時：2018年8月4日 12時
