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今日もお金を渡しに行った
今日から地獄が始まるという覚悟を持ちながら
しかし男は俺に手を出してこなかった
嫌な予感がして今日は一日中知念と一緒にいた
放課後知念が用事があるからと俺を先に帰らせた
俺は帰るふりをして知念を追いかけて隠れた
そこには知念と男が一緒にいた
そして男は知念に手を出した
それだけはやめて欲しかった
知念は本当に関係なかったのに
俺があの時ちゃんと知念と離れていればこんなことにはならなかった
ごめん知念……
ごめんっ……
今日、ちゃんと離れよう
俺は知念の家を離れて学校でも前みたいに1人で過ごすんだ
そう、前に戻るだけ
俺は涙が止まらなかった
今、やられているのは知念なのに
俺は家に帰った
家に帰って俺は自分のものをほとんど捨てて本当に必要なものだけをバッグに詰めた
「大丈夫……前に戻るだけだから……」
そう言い聞かせると知念が家に帰ってきた
「おかえり、知念」
「ただいま……なにそれ……」
「部屋、綺麗にしただけ、知念……服脱いで？」
「いやだよ、なんで」
「早く」
俺は有無を言わさず知念に服を脱がせた
本当の鳥みたいにあった知念の背中のあざも含めて本当に綺麗な肌だったのに今では傷だらけになっていた
これは俺のせいだね……
ごめん……
「知念、手当する、痛いけど我慢してね」
俺は知念の身体を丁寧に消毒した
ちゃんとネットで調べて見つけた方法で
「よし、これで大丈夫だと思うよ」
「……ありがと」
「どういたしまして」
「……僕、大貴の身体見たことないんだけど」
「へっ……？」
急に知念がそんなこと言うから驚いた
そういえば俺は見せたこと無かったっけ
でももう見せる必要ない
さよならだから……
「僕も大貴の傷を消毒したい」
「俺の傷は治ってるからいいの……知念、ごめんね……それと、今までありがとう」
「何言ってんの大貴っ……」
嘘、治ってなんかない
けどこれ以上ここにいたらダメだから知念の言葉には耳を貸さなかった
「俺、知念と出会えて幸せだった、けどやっぱり俺は周りの人を不幸にさせちゃう虫だから」
「大貴っ！」
「本当にごめん……さよなら」
俺は知念に捕まる前にさっさと家を出て走った
足には自信があったからすぐに知念の気配は無くなって俺はまた1人になった
「ありがとうっ……知念っ、さよならっ……」
俺は暗くなり始めた道をゆっくりと歩き始めた
こんな醜い俺を助けてくれた知念のことを思うと涙が止まらなかった
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青空と虹(プロフ) - 蒼夜火さん» これからも頑張ってください！陰ながら応援してます！！ (2018年9月1日 21時) (
レス) id: 25896fb88b (このIDを非表示/違反報告)
蒼夜火(プロフ) - オムいちごさん» こんな自己満なお話で泣いてくださるなんて……！最後まで読んでくださっただけでも嬉しいのにコメントまで下さりありがとうございます！ (2018年9月1日 20時) (レス) id: 5e787acb31 (このIDを非表示/違反報告)
蒼夜火(プロフ) - 青空と虹さん» 初めまして！こんなお話を読んで下さった上に素敵な感想まで本当に嬉しいです！こんなに自己満足なお話を最後まで読んで下さりありがとうございました！ (2018年9月1日 20時) (レス) id: 5e787acb31 (このIDを非表示/違反報告)
オムいちご(プロフ) - 素敵なお話すぎて、ボロ泣きでした！（本当です。） (2018年9月1日 11時) (レス) id: 8044c5f081 (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - 初めまして。作品、読ませていただきました！とても考えさせられる、素敵な作品でした。次回作も楽しみにしています^^ (2018年9月1日 1時) (レス) id: 25896fb88b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼夜火 | 作成日時：2018年8月4日 12時
