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先生が全員辿り着いたとき、轟くんの氷によって、先生は身動きがとれない状況になっていた。
ふうっ、と息を吐いて、紫の髪のヒーローさんにお礼を言おうと辺りを見渡す。
……どこにも、彼女はいなかった。
｢デクくん、あのヒーロー、いないね。｣
気付くと、みんながお礼を言おうとヒーローさんを探してる。
だけど見つからないみたいだ。
｢緑谷ぁ、あのヒーローなんつぅ名前なんだ？｣
｢それがね、僕知らないんだよ。｣
｢はぁ!? 緑谷でも知らねぇの!?｣
切島くんが驚いたようにこちらを向く。いや、僕だってすべてのヒーローを知っている訳じゃないんだけど。
でも、ヒーロー サキトガリはそこそこ有名な若手ヒーローだ。確かエンデヴァーの事務所に勤めてたけど、最近やめて独立したはず。
つまり、実力はあるということだ。
そんなヒーローに劣らず、寧ろ１枚上手だった彼女は、いったい何者なのだろうか。
｢先生｣
｢どうした緑谷くん。怪我でもしたのかい？｣
｢違いますよ。……あの、紫色の髪をした先生っていますか?｣
先生は少しの間手を口元に当てて考えるが、｢いや、記憶にないね｣と首を横に振る。
｢ほんとうに紫色の髪の毛だったかい?｣
｢はい。たぶん、全員が見たと思います｣
｢そうか……。少なくとも、雄英教師陣ではないということだね。
わかった、あとはこちらで調べるから、君たちは教室に戻りなさい。｣
はい、と短く返事をして背を向けた。
◎◎◎◎◎
これはあとから聞いた話なんだけど、『紫色の髪の毛をしたヒーロー』なんて、雄英内に存在しなかったことが証明されたらしい。
じゃあ、あのとき助けてくれたのは一体誰なのだろうか。
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RIKU(プロフ) - 薫風さん» ありがとうございます！ (2017年7月6日 19時) (
レス) id: 74a32d95b5 (このIDを非表示/違反報告)
薫風(プロフ) - RIKUさん» 私が書いているもう1つの小説に、URLが載っています! そこの指示にしたがっていくとこのような文字になりますよー (2017年7月6日 18時) (レス) id: d42c8aaeae (このIDを非表示/違反報告)
RIKU(プロフ) - こういう文字設定ってどうやってするんですか？ (2017年7月2日 18時) (レス) id: 74a32d95b5 (このIDを非表示/違反報告)
薫風(プロフ) - ユキナさん» ありがとうございます! 顔文字かわいいですね笑 更新頑張ります (*^ーﾟ)b (2017年6月28日 19時) (レス) id: d42c8aaeae (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - おもしろかったです！！更新頑張ってくださいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2017年6月27日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫風 | 作成日時：2017年6月26日 17時
