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母「A、遅刻するわよ！」

「今行くー！」

私、平瀬A。高校一年生。

勢いよく階段を駆け下り、靴を履いてドアノブに手を置く。

「行ってきます！」

お母さんに笑顔で挨拶し、家を後にした。




雪がしとしとと降る。

寒いなぁと思いながら、身体を震わせていると

？「寒いんか？」

聞き慣れた、甘く優しい声が後ろから聞こえた。

「えっ…？」

振り返ると、そこには、白いマフラーを付けた、かっこいい男性が、ニコッと笑いながら立っていた。

？「A」

私は動揺を隠し切れないまま、ゆっくりと彼の名を呼んだ。

「れ、廉…？」

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設定タグ：永瀬廉 , キンプリ , 恋愛   
作品のジャンル：恋愛
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作者名：永瀬廉担 | 作成日時：2023年2月5日 4時

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