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何も気にせず撮影に集中してくれって言ったのは誰だろう。
俺はお前の視線のせいで集中できないよ。そんなに見ないでよ、結構恥ずかしいんだから。
俺は襟と袖にフリルが沢山あしらわれたパフスリーブのブラウスに、黒のぴちぴちスキニーを履いてる。足元はヒールが三センチくらいのごつくて可愛いブーツ。
俺みたいな黒髪でヤンキー顔のピアスバチバチ男がこんな格好をしてもホントにいいのか、army受けするのかが気になって仕方がない。髪型をセンターパートにした時はもっとヤンキーぽくなったって、armyに言われちゃったし。
ホビがお姫様みたいだよって言ってくれたけど、俺のお姫様みたいな格好って需要ある？ 大丈夫そ？
｢Aくん、今の表情のまま寝っ転がってみてもらえる？｣
『こうですか？』
｢そう！ いいね、そのまま口元に手をよせて……うんうんいいよ！｣
カメラさんがそう言ってくれるのがどんなに有難いか！！
｢よーし、Aくんそのままね。じゃあメンバーの皆さんも入ってくださーい！｣
え、俺寝っ転がったまんま？？
スタッフさんに声をかけられるなり、ダッシュでこっちに向かってきたジミンは俺の隣に寝っ転がる。その瞬間までバシャバシャとシャッターが切られていた。ぬかりないね、本当に。
jm｢ヒョンのとーなり！｣
jk｢俺もヒョンの隣〜｣
rm｢じゃ自分達は後ろですね｣
jh｢やーAはモテモテだなあ｣
さっきから一言も喋らないテヒョンは寝っ転がったまんまの俺の腹を撫でている。
『テヒョン、おれはいま筋肉痛なんだやめて』
th｢はーい｣
『……やめる気ないよね？』
テヒョンはまだ黙々と腹を撫でている。そんなに俺の腹でてるかな。
｢Aくん、もう立っていいよ！｣
スタッフさんから声をかけられるまできっとテヒョンに撫でられたまんまだったかもしれない。
『はーい。テヒョン』
俺が両手を広げると、テヒョンは腹を撫でるのをやめて俺の両手を掴んだ。ぐっと手に力が込められて、血管が浮き出る。おお……なんか、かっこいいな……
th｢おっけー｣
テヒョンの両手に掴まって体を起こしてもらう。
『やーテヒョンは力持ちだね』
th｢ヒョンくらいなら余裕だよ｣
『え？ マジで？』
th｢うん｣
まるで俺が変なことを言ってるみたいにテヒョンが反応した。俺ってそんなに軽い？
『ちょっとショックだな』
jk｢俺と一緒に筋トレしますか？｣
『そうしようかな』
きっと三日で飽きると思うけど。
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日紫喜(プロフ) - ひらたさん» わぁぁ……！！ 嬉しいなあ！ ありがとうございます！ これからも頑張ります！！コメントありがとうございました！！ (2021年1月1日 22時) (
レス) id: c77b20293f (このIDを非表示/違反報告)
ひらた(プロフ) - メンバーたちとの絡みが天才です‥‥‥‥！！思わずコメントしてしまいました！！男主くんのキャラクターが好きで好きで・・・！頑張ってください、応援してます！！ (2021年1月1日 2時) (レス) id: 8bff64fcc3 (このIDを非表示/違反報告)
日紫喜(プロフ) - ayameさん» うわわわご指摘ありがとうございます！有難いです……早いうちに言っていただいたおかげでほんとに助かりました！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月27日 23時) (レス) id: c77b20293f (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - コメント失礼します。韓国で男性が年上の男性を呼ぶ時は「ヒョン」で、女性が年上の男性を呼ぶ時が「オッパ」です！この小説とても好きで続きが楽しみです！頑張ってください (2020年12月27日 20時) (レス) id: cf318a3932 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日紫喜 | 作成日時：2020年12月27日 0時
