❀ 4話 ページ5
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目の前には米花保育園と書かれた建物。
中からは子供たちの笑い声。
緊張でどうにかなってしまいそう、それほどAは緊張していた。2回、深呼吸をしてなんとか落ち着かる。
「花森さん?」
『はっ、はい!』
名前を呼ばれて、反射的に大きな声を出してしまった。
ふふふ、と笑われて頬が熱くなる。
「おはようございます。米花保育園の園長をしています。
桃澤 香苗(ももさわ かなえ)です」
桃澤 香苗(39)
米花保育園の園長先生をしているベテラン保育士。
「4歳クラスの担任をしてます。宮川 メグ(みやかわ めぐ)です。よろしくお願いします!」
宮川 メグ(25)
ショートカットが良く似合う元気が取り柄な先生。
『花森Aです! この度は、貴重な体験をさせてもらえる事、嬉しく思います。2週間、よろしくお願い致します!』
「ええ、よろしくお願いします。今日から花森さんには4歳児クラスで研修をしてもらいます。宮川先生に色々聞いて学んでね」
『はい!』
園長先生も、宮川先生もとても優しい人でいつの間にか少し、緊張が和らいでいた。
「花森さん、まずはロッカーの場所と園内の説明をしますね!」
宮川先生に連れられ、2人は保育園の中へ入っていく。
中は、子供たちが走り回って遊べるには十分の広さ
外には、遊具が沢山ある。
御手洗の場所、お昼寝の時間に使う部屋など教えてもらった。
「最後に、ここが職員室です。ロッカーは奥に進んで右側になります。桜のワッペンが貼ってある、空いてるロッカーなら好きな所選んでも大丈夫です!」
Aは、エプロンと名札、タオルをカバンから取り出し、端から2番目の扉を開けてカバンをしまう。
エプロンをつけて、園児たちに見えるように名札を胸元に付ける。
タオルは大きめのポケットに入れ、メモとペンは予めポケットの中に入れてある。
すると、宮川先生がAが着ているエプロンのワッペンを見て声を上げた。
「これ自分で縫われたんですか?」
『はい…あまり上手くはないんですが……』
「そんな事ないですよ!? 」と、キラキラした瞳でAとワッペンを見る宮川先生。
初めて見てくれた人からそう言われると、嬉しい気持ちになる。
「最後にサクラ組に行って子供たちに自己紹介をして今日は終わりです。書類などは明日で構いませんので、今日はめいいっぱい子供たちと遊んで帰ってください!」
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まちゃ(プロフ) - lurinさん» コメントありがとうございます! ついつい私も書くのが楽しくなってしまって笑 ご心配ありがとうございます!( *˙˙*)♡ 無理のない程度で頑張ります! (2022年5月1日 22時) (レス) id: 65470c02c7 (このIDを非表示/違反報告)
lurin(プロフ) - 更新頻度が高くて嬉しいです!ですが、無理はなさらず、これからも頑張ってください!応援してます^ ^ (2022年5月1日 20時) (レス) @page12 id: 4b5ad4180e (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます! そう言ってもらえて嬉しいです( *˙˙*)♬︎♡ 頑張ります! (2022年4月30日 14時) (レス) id: 65470c02c7 (このIDを非表示/違反報告)
らら - うわぁぁぁ...すごい気になる続きが...!!めっちゃ応援してます!!頑張ってください (2022年4月29日 8時) (レス) @page4 id: 72f8657db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まちゃ | 作成日時:2022年4月28日 21時