✿ 13話 ページ14
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午後は、重装備訓練。
走る度に、ガシャガシャ、と音がなる。
先程の萩原の様子が話題になり、走りながら萩原の実家について話していた。
「なるほど…」
「萩原の実家は車の修理工場だったのか…」
「それであんなに車に詳しかったんだね!」
「まあな!」
「陣平ちゃんもガキの頃、よくウチの工場に来て勝手に分解したり改造したりして…俺の親父に怒られてたよな?」
「ちょっと、ポルシェをガルウィングにしようとしただけだがな……」
(そりゃ、怒るよ…)
伊達、諸伏、降谷は心の中で呟いた。
「車だけじゃあきたらず、しまいには爆弾も研究しまくってたからな!」
「あぁ…見ただけで大体の構造はわかるぜ…」
「俺も機会いじり好きだから本当は、工場を継ぎたかったんだけどな…」
そういう、萩原に諸伏は「じゃあどうして警察官に?」と疑問を問いかけた。
「経営も順調で店舗を増やした途端に…急に景気が悪くなって…結局、親父の工場潰れちまってよ……」
「それにひきかえ警察は…絶対に倒産しねぇだろ?」とウィンクをしながら言う萩原に降谷と伊達は「ま、まぁ…」「そりゃそうだけど…」と呆気にとられる。
「んじゃラスト…スパートかけるか?」
「オゥよ!」
陣平と萩原は「うおおお!!」と全速力で走る。
「……」
その姿を、サングラスをかけた男が見ているとは知らずに──。
重装備訓練が終了し、1時間の休憩後。次は、自動二輪技能訓練。
「おい、ハギ…その音……キャブレターの燃料調節が悪いんじゃね?」
萩原が乗る自動二輪は、ボスボスボスと音が出ていた。
「そう思って修理する所よ…まぁ陣平ちゃん程早くはねぇけど……」
「ホーラ、直った!!」
エンジンをかけた瞬間、ドルンッといい音が鳴る。
「噂通りの手際のよさだ……松田陣平と萩原研二…
君達は機動隊に興味ないかね?」
「あん?」
サングラスをかけた男──重装備訓練の時に2人を見ていた人物だ。
「詳しくいえば、爆発物処理班にスカウトしたいのだが…」
「機動隊の…爆発物処理班だとォ!? んなの興味あるに決まってんだろーが!! よろしくお願いしてやるぜ!!」
(お願いしてる態度じゃねぇな……)
「君は?」
「んー…ちょっと考えさせてもらおうかな?」
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まちゃ(プロフ) - lurinさん» コメントありがとうございます! ついつい私も書くのが楽しくなってしまって笑 ご心配ありがとうございます!( *˙˙*)♡ 無理のない程度で頑張ります! (2022年5月1日 22時) (レス) id: 65470c02c7 (このIDを非表示/違反報告)
lurin(プロフ) - 更新頻度が高くて嬉しいです!ですが、無理はなさらず、これからも頑張ってください!応援してます^ ^ (2022年5月1日 20時) (レス) @page12 id: 4b5ad4180e (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます! そう言ってもらえて嬉しいです( *˙˙*)♬︎♡ 頑張ります! (2022年4月30日 14時) (レス) id: 65470c02c7 (このIDを非表示/違反報告)
らら - うわぁぁぁ...すごい気になる続きが...!!めっちゃ応援してます!!頑張ってください (2022年4月29日 8時) (レス) @page4 id: 72f8657db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まちゃ | 作成日時:2022年4月28日 21時