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卒業式がなってから、何日が経っただろうか。
なんとか第一志望の大学に合格したはいいものの、釈然としない高校生活の終わり方だ、とベッドに横たわりながら俺は思った。

卒業式の後からずっと、同じトーク画面を眺めている。

三年生になってから、直接話す機会は減って唯一の連絡手段だったスマホ。

映っているのは、受験当日の日の激励と

俺の第一志望の日に来た、頑張れの一言。


当日、物凄く元気を貰った。


しかし、最近では彼女から連絡も来ない
自惚れていたのか、とため息をついた。


何分か画面を眺めて意を決して、連絡をした。
通話ボタンを押せなかったのは、自分が意気地なしだからだろうか。


意外とすぐについた既読を見て、口角が上がった、気がした。




俺の、彼女になればいいのに。

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作者名:玄人になりたい桃 | 作成日時:2020年5月27日 21時

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