たまたま黒の組織の秘密を知った女子大生の話【名探偵コナン】

56話 ページ12

「うわ美味しい…やっぱ疲れには甘いものだ」




『あ、は、そっすね』





「いやぁ、最近研究の方が忙しくてさ〜…聞いてる？？」





『…はい？…あ、はい！！』






その反応は絶対聞いてなかったな、と苦笑いする彩葉先輩。
うん、整ってる。

顔はやっぱり同い年くらいにしか見えない。
身長も、そこまで変わらないし。






『あ、彩葉先輩って…
童顔、ってよく言われません？』





「？どしたの急に
まあ、言われるよね」






本人は気にしていたのか、少し肩を落とす先輩。
若くみられるって、いい事だと思うけどなぁ、






『えーっと、今何歳なんでしたっけ？』





カマをかけたような、そんなやり方。
だけど、パソコンに表示されたあのデータはなんだか見過ごせなかった。







「23だよ？」






少し、声のトーンが下がった気がした。
かっこいい、というよりは可愛い系の先輩。
年齢については本当に分からないけど、多分、この人は今嘘をついた。

やましい事が、あるんだろう。







「でさ、パソコンの調子をみ」

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