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貴方side
あ｢ちょっと！！健人やめてっ｣
思いっきり手を振りはらう。
あ｢帰るって、…私の家はここ｣
健｢違う。ここはもう、お前が
とっくに巣立った場所だろ？｣
あ｢…で、でもっ、
…お父さん、一人になっちゃう…｣
健｢お前の父さんは、お前がこの家で、
一人で、暗くて、寒くて。
そう過ごして欲しいと思うか？｣
そう言った健人は、
違うだろ。と、強い目で私を見て、
腕を引っ張る。
そして、なすがまま。
黒い外車の助手席に乗せられる。
健｢……強引な真似してすまなかった｣
車の中で、静かな私に健人は言った。
健｢でも、あんな冷たい部屋にいたら、
お前はそろそろ死ぬとこだった｣
あ｢…大丈夫だよ｣
健｢…お前は、お前が思ってるより、
弱い人間だ｣
それ、言わないでよ。
健人の言葉は、的確で。強くて。
…苦しくなる。
ついた場所は、昔の、懐かしい所。
高層マンション。
とっても綺麗で、オシャレで。
そこは、ほぼ中島家のもので、
健人のお父さんや、ヤクザ関係の方が
上階にたくさん住んでいる。
私が高校生の時、健人とご飯を食べていた場所だ。
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☆ - 11【弱さは抜けたいままみたい】→抜けたままみたい、 46【スーツ来たでかい男】→スーツ着た だと思います。 (2019年7月18日 18時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
悠々 - 小説感動しました (2018年1月13日 9時) (レス) id: 532992d0f8 (このIDを非表示/違反報告)
悠々 - 小説感動しました (2018年1月13日 9時) (レス) id: 532992d0f8 (このIDを非表示/違反報告)
いちごじゃむ(プロフ) - すごくいい話でなんか感動しました！ (2017年11月20日 15時) (レス) id: 3c2274a28e (このIDを非表示/違反報告)
妃花(プロフ) - いい作品ですね！！！！ (2017年11月4日 20時) (レス) id: ae2936926d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓子 | 作成日時：2017年8月6日 18時
