Forever L《Kento.N》

再会 ページ6

健人side



健人｢…今日の午後って

言ったよなぁ…｣


彼女に会うために午後の講義に出る。


ちょうど、仕事も無いし。


教室に入ると、


男女が喋って笑いあってる

輪の中心に、

彼女がいた。



確かに、…人気なんだね。


よしっ。


ハンカチを片手に、


彼女の背中をトントンと叩いた。


A｢んっ？｣


男｢えっ！中島健人？｣


女｢わっ！｣


周りのヤツらが、驚いた声を上げた。


A｢あ、中島さん｣


健人｢これ。ありがとう。

昨日、返し忘れちゃって｣


A｢あはは。すみません。

ありがとうございます。

昨日、風磨に会ったんですか？

なんか、ハンカチ中島が持ってたぞって

言ってて…｣


健人｢えっ？あ、うん。

びっくりした。仲いいんだね？｣


A｢はい。仲いいんです。

なんか風磨から、ハンカチ大事に

使えよなってメールきちゃって…

あはは｣


健人｢昨日、俺にも言ってたな。あはは｣


A｢もう風磨、余計なこと

言い過ぎだなー。

あ、始まっちゃう。ここ、

座りません？｣


隣の席を指さして彼女が笑った。


健人｢いいの？｣


A｢はい｣


嬉しい気持ちがこみ上げながら座った。


ストライプの長袖シャツを肘まで

まくっていて、

二つ開けたボタンから覗くデコルテには

華奢なデザインのネックレスが光る。


ハーフアップしてる髪が

似合っていてすごく可愛い。


再会できて良かった…


本当に好きだなぁ…

眠たい？→←風磨

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す