検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:213,007 hit

目覚めのキス ページ15

健人side



その柔らかい唇から離れた。


すると、その、長いまつ毛のついた

二重まぶたが、ゆっくりと開いた。


えっ!


わっ!ええ!



A「…健人、くん…?」


ほんのり赤い頬、

とろんとした瞳。



健人「えっ、と…そ、その…

…ごめん」


A「芸能人だよ?アイドルだよ?

……気軽にキスなんかするなバカ」


健人「…ごめん。

でも、君が好きなんだ…」


A「…そんな…の、

…ファンの人が悲しむよ。

……私、もう帰るね」


フラッとした足どりで

歩くから、


健人「あぶねえぞ」


後ろから抱きしめてしまった。


A「…あはは、ごめん。

酔いが回ってるみたい…

…タクシー捕まえて帰るから」


健人「ダメ。送るから…」


Aちゃんに手を伸ばす。


A「…いいから!」


急に大きな声をだして、

俺の手を振り払った。



健人「…え?」


A「明日も、お仕事なんでしょ?

…ゆっくり、休んで…」


健人「…わ、分かった…」


A「…うん。またね」


バタンと、虚しくドアが閉まった。



振り払われた腕が痛い。


それは意外と、かなり心に傷ついていた。



Aちゃんに拒否られた。


それはかなりのショックだった。



ウザかった?

キモかった?

嫌われたのかな?



Aちゃんの事になると、俺、

かなり女々しいな…


まあまず寝よ。


明日も朝早いし。



そう、さっき彼女が寝ていたベッドに

横になった。


忘れられないあなたの香りが、

より一層、虚しく感じさせた。

気づきたくない→←寝顔



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
431人がお気に入り
設定タグ:中島健人 , 菊池風磨 , SexyZone
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

楓子(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。訂正しました。 (2017年2月19日 20時) (レス) id: 8ad7fda74c (このIDを非表示/違反報告)
- 突然【健人くんが送ってくれると行ってくれて】→言ってくれて、 白いシーツ【下着来てるとはいえ】→着てる だと思います。 (2017年2月19日 19時) (レス) id: 4961666d39 (このIDを非表示/違反報告)
ミチル - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 今日も更新ありがとうございます。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2016年9月29日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
楓子(プロフ) - ミチルさん» 有り難うございます。そう言ってもらえて嬉しいかぎりです。時間の合間に頑張ります。 (2016年9月28日 19時) (レス) id: 8ad7fda74c (このIDを非表示/違反報告)
ミチル - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 更新ありがとうございます。 物語読みました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 (2016年9月27日 23時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:楓子 | 作成日時:2016年8月24日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。