ウネ物語⑤ (ページ37)

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② ページ37

「……嫌なことされたけど…許すつもりは…ないけど…なんだか…憎めない」

…少しでもこれまでとは違ってちゃんと前を向いてほしい…

YN「…………っ…ごめんなさい…」

涙をポロポロ流しながらユナは

今までにないくらい肩を揺らして泣いた。

HC「…………ほんっとお人好しすぎだな。」

LT「…お前だって、強引に家に上げたくせに。」

HC「あれは説教するためだ。」

KH「………心配してたくせに、よく言いますね。」

HC「うるせぇっ！ほら、ユナ、飲め。」

DH「もー、あんまり飲ましちゃダメだって。」

YS「え、お前泣いてるっ？」

EH「………グスッ……目にゴミが入っ…

KH「…もともとひどい顔だけど、

今はもっとひどい顔ですよ……

いだっ！！」

その光景をみて、ユナは
泣きながら笑っていた。

……ああ……よかった。

ユナが………自然と笑うようになってる。

その表情に、嘘はないって…思っていいかな。

その後も、鍋をつつきながら

ワイワイとみんな楽しそうだった。

ユナもみんなと楽しそうに話していた

DH「………心配？」

ふと、いつのにか隣に来ていた
ドンへが私の顔色を伺う。

「…………何が？」

DH「いや、余計なことしちゃったかなぁって。」

酔っているのか、彼は少し顔が火照っている。

「いや、ユナも本当は私たちに認めてほしかったんじゃないかな？でも、どこかでそれを拒否する自分がいて、1人で葛藤してたんだと思う。私が…ユナを…信じてあげないと、始まらない気がして。」

嫌なことはたくさんあったけど、、

今の彼女の顔を見たら、

胸がグッと締まって苦しくなる。

助けてあげたくなる。

DH「…………A、優しいね。」

キュ…と、私の手を握って

ニコニコしながら甘えてくる。

「…………酔ってる？」

DH「ん、、ちょっと」

んー、と周りにはお構いなしに
私の肩にすりすりと頬をすりつける。

HC「おいハゲ！気持ちわりーからやめろ。

酒がまずくなる。」

DH「なっ！誰がハゲだよっ！！」

素早く反応するドンへ。

ちょっとどころじゃなくて
だいぶ酔ってるな。

YS「ドンへは酔ったら甘えたになるからな。」

KH「…え…キモい。」

EH「キュヒョナ…その言い方とその顔

普通に傷つく。」

LT「……言われたい放題だな。」