ウネ物語⑤ (ページ15)

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ユナの部屋ページ15

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私たちは車でユナの家に向かっていた。

ヒョクと一緒にエレベーターに乗り込む。

合鍵をジフさんから借り、そのまま入れるようにした。

最上階につき、慌てて部屋を探し当て、ヒョクが鍵口に鍵を差し込んだ。

ガチャ…と静かな空気の中で音が響く。

ヒョクがゆっくり扉を開ける。

玄関には、ドンヘのスニーカーがあった。

EH「………Aはここでまってて。」

ヒョクはそう言ってひとつひとつ扉を開けていく。

私はヒヤヒヤしながら彼の姿を見つめる。

手がかすかに震えて、何に怯えているのか分からないけど、震えが止まらなかった。

すると、ヒョクが一つのドアを開けると、ハッとした表情をした。

ヒョクが部屋の中に入る

EH「…ドンヘっ！……なにやってんだよっ。」

ヒョクは少し声を荒げてそう言った。

私はその声が聞こえると、身体が勝手に動き、
靴を脱ぎヒョクの元へ向かった。

「……ヒョクっ、」

部屋に入ると、

ドンヘの上にユナが乗っかている状態だった。

ヒョクが必死でユナを降ろそうとしている。

YN「いやっ！離してっ！！」

EH「…早く降りろって！」

YN「いやだっ！」

すると、ドンヘがヒョクの腕を掴んで叫ぶ。

DH「やめろよヒョクっ！」

EH「……っ…」

DH「……Aに触るなよ。」

ドンヘはヒョクを睨みつけて、グイッとユナを抱き寄せた。

EH「……………」

「………ドンヘ……」

私とヒョクは、目を見開いて
ドンヘをみた。

ユナは震えながらドンヘに抱きつく。
……ズキン……と

胸が痛む。

EH「…………お前……何言ってんだ？」

ユナはクスッと私達を見て笑う。

「………ドンヘ……私は……ここだよ？」

ゆっくりと彼に近づく。

でも、彼は私の声が聞こえないのか

ユナをぎゅっと抱きしめたまま。

「……ドンヘっ、どうしたのっ！」

気持ちが荒ぶり、
私は彼の腕を掴もうとした。

すると、ユナが私をすごい顔で睨みつける。

「…………っ。」

EH「………ユナ…、、お前、ドンヘに何したんだよ。」

YN「ふふ…。」

彼は少しだるそうに息をして

ユナを抱きしめる。

熱が…ひどくなってるんじゃ、、

顔色が…かなり悪い。