ウネ物語※番外編 (ページ27)

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スタートページ27

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ドンへさんに連れて来られたハンバーガーショップ

今は食欲がないから…手をつけれなさそう…
そう思ったけど、目の前にハンバーガーがあると、
数日間何も食べてない事に気付き、無心で食べてしまった。

DH「ぁはっ…そんなにおいしい？」

ドンへさんが嬉しそうに私を見る。

「めっちゃおいひいです」

EH「もしかして…しばらく何も食べてない？」

勘が鋭いヒョクチェさん。

「…はぃ…」

DH「っえ！そうなの！？」

「……食べる事も…許されなくて」
て

DH「そんな…」

EH「A…やっぱりちゃんと警察に話した方がいいんじゃない？…言いたくないけど…これって異常…」

DH「ヒョクっ！もうやめよーよ。」

「……」

DH「Aがせっかく美味しく食べてるのに、まずくなっちゃうじゃん。もうこの話はやめよっ。」

ドンへさんが、変な空気にならないように話を遮る。

私も…素直に警察に行くべきだと思ってた。
でも…彼が好きだから…離れたくなかったから…
私がいないと、何もできないから…そばに…居てほしかったから…

彼が犯罪者になるのが、怖かった。辛かった。

EH「……あ…そうだね、ごめん…A」

「…あ、いえ…大丈夫です。お気遣いありがとうございます」

DH「ねぇ、これ食べたら買い物行かない？」

「…買い物？」

DH「ほら、A服とかないでしょ？だからある程度揃えてさ、」

EH「おー、いいね」

「あ、でも私、お金が…」

EH「大丈夫。Aは何も気にしなくていい」

DH「今まで辛かった分…少しだけでも、Aを幸せにしたいからさ」

「………」

二人の優しさが…あまりにも尊くて…

神様は…まだ私を見捨ててないんだなって…希望が持てた…

「……ありがとうございます」

…いつか…恩返ししなきゃ…

新しい人生を始めるきっかけを作ってくれた二人に…