悩み ページ21
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なんか最近ドンへが暗い。
いつ見ても虚ろな顔をしてる…
なんだ？好きな奴に振られた？
EH「ドンへ」
DH「…なに？」
EH「…なんかあった？」
ソファに座るドンへの横に腰を下ろした。
DH「……」
少し眉をひそめる…
EH「……？」
DH「…Aが…」
EH「…A？」
久しぶりに聞いた名前…
DH「…Aが…また酷い目に合ってるかもしれないんだ」
EH「……え？」
目を泳がせて、今にも泣きそうな顔で俺をみる。
…ど、どういうこと？いきなり口を開いたと思えば…ドンへは…何か見たのか？
DH「…ヒョク…Aが…今も苦しんでるかもしれないんだ…どうしたらいい？」
EH「……どうしたらいいって…なんでそんな事わかるんだよ」
DH「……実は…」
ドンへは久しぶりにAに会った所から、今までの話をわかりやすく説明してくれた。
EH「そうなんだ…じゃあ、Aはずっと仕事場に来てないのか？」
DH「…あれから行ってないからわからないけど、多分……」
EH「……」
せっかく幸せを取り戻したのに…
どうして…
EH「ドンへ、やっぱり住所調べて、Aを助けに行こう」
DH「…え…」
EH「ほんとは…勝手にこんな事しちゃダメだけど…このままじゃ、きっとAが死んでしまう。早く助けてあげないと…」
DH「…ヒョク」
EH「…仕事の合間使って、やれることからやろう！」
DH「…うん、わかった！俺、またカフェに行ってもう一度聞いてみるよ」
ドンへの目が、少しずつ光に満ちてきていた…
きっと、俺にこう言われるのを、待ってたんだろう。
一人じゃ…どうにも出来ないことだってある。
でも、二人なら…可能性はあるはず…。
協力し合えば、Aを助け出せるかもしれない。
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作者名：yu | 作成日時：2019年2月23日 21時
