準備 ページ6
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LT「……珍しく熱心に仕事してるな。」
番組の収録の楽屋
ヒョンがニヤニヤしながら声をかけてきた。
DH「…ごめん、ヒョン…仕事じゃないんだ。」
LT「…え？次の新曲じゃないの？」
DH「…いや…披露宴でAのために曲を作った
んだ。それの歌詞を考えててさ、日本語で
歌いたくて…」
ヒョンはああ！…と頷きながら
マジマジと紙を見つめた。
DH「まだ韓国語だけど……
なんか…あれだね。…Aのためだと思うと
胸がいっぱいになって…なかなか書けないんだ。」
LT「……それは羨ましい悩みだなー。ELFの
為にも頑張ってくれよ。」
DH「…………」
LT「…でも、すごくいい歌詞だよ。
Aちゃんも喜ぶんじゃない？」
DH「…ほんとっ？」
EH「ふあああ…眠い。」
HC「…ブッサイクな顔してんな。おい。なにしてんだ。」
ヒョクとヒチョルヒョンが同じタイミングで
楽屋に入って来た。
ヒチョルヒョンは俺たちのもとに来て、
トゥギヒョンの肩に顎を乗せる。
LT「…これ、ドンヘが作詞したんだ。
素直にどう思う？」
EH「え、作詞？なに、ドンヘ聞いてないよ。
ソロデビューするつもりかよ。」
LT「違うよ。Aちゃんに贈る歌だよ。」
ああ、とヒョクは納得しながら
ヒチョルヒョンの隣でマジマジと
俺の作った詞を眺める。
HC「くっせー歌詞だな。」
DH「…ひどっ！」
LT「でも女の子には嬉しい歌詞だよ。」
HC「…へえ、、まぁドンヘらしくていいんじゃないか？」
EH「……うん、これ喜ぶよ！曲はできたの？」
DH「まぁ、一応。本番はピアノ弾こうと思って。」
LT「え、すごいじゃん。俺、泣いちゃうかも。」
EH「なんでヒョンが泣くんだよ。
涙もろいからってAより先に泣かないでね？」
ポン…と肩を叩くヒョク
HC「…色々あったもんな、お前ら。
ドンヘ。俺、式には行けねーけど
こっちでお前らのこと応援してるから。」
ヒチョルヒョンは笑顔でそう言ってくれた。
なんだかくすぐったいけど、
ヒョンには迷惑かけたぶん
ちゃんと恩返ししなきゃな。
DH「うん、こっちでもパーティーあるから
その時は来てね。」
HC「任せとけ。
しくじんなよ。」
DH「笑、わかってるよ！」
みんなが自然に笑顔になる。
それが、嬉しくて……
くすぐったい
早く…Aに聴かせたいな…
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作者名：yu | 作成日時：2017年12月13日 20時
