増田先輩と、初恋。 (ページ15)

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じゅうよんページ15

「ふぁーーはぁー」

昨日のこともあり私の顔はやばくなっていた

濃いクマに泣いたあと、目の周りがヤバくなっている

しかもめっちゃ眠い

洗面所からため息をついて出ると丁度お兄ちゃんがトイレから出てきた

「・・おはよ」

「ん、おはよう・・・・ん？えっ、目、目ぇ、どうした？」

「あー、これ、そんなひどいかぁ、参ったわ」

「いや、どしたの？」

「いろいろありまして、泣いて眠れず、この有様。」

「にしても、酷すぎ。何があったの。」

「んー、失恋、？と言うか勝手に一人で傷付いてるだけなんだけどね、」

「・・・まっすー？」

「イエス」

「何があったの。一昨日、一緒に帰るんだーって俺に謎に抱きついてきたでしょ。で、帰り途中に何かあった？」

「・・・イエス」

「その様子からするとまっすーの元カノとかそんな感じ？」

「・・・・・・イエス」

「成る程。まっすーに彼女が居ないとか思ってなかったけど実際に聞くと辛いな。ってことか、」

「・・・・・・・イエス・・・なんでわかるのお兄ちゃん」

「いや、Aが単純だから」

「そっか。バレバレか。じゃあ今日増田さんと帰ったらバレるね。好きバレしちゃうかも」

「Aのことだからもうバレてても可笑しくないけど、今までの経験からしてそうだな」

「なら、尚更、休みたい」

そう言ったのにお兄ちゃんに無理矢理制服を着せられ、学校に向かわされているのに

なんだこれは

なんで登校中に増田さんと遭遇しちゃうの？