増田先輩と、初恋。 (ページ11)

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じゅうページ11

と、言うことでですね

増田さんと一緒に帰ることになりましたー
拍手ー

「Aちゃんさ、最近俺と同じくらいの時間に帰って
るよね。いつも見かけるからさ、何部なの？」

「美術部です。」

「美術部かぁ。いいねぇ、どんな絵描いてるの？」

「えっとー、人物画とか？」(嘘ではない)

「ふーん、でもすごいよね。こんなに遅い時間まで
頑張ってて。俺尊敬するよ？
あっ、そーだ、今度俺の絵、描いてくれる？
暇なときでいいからさ、美術室からグラウンド、
見えるよね？」

もしかして増田さんの絵を描いてるって、バレてる？
バレてたら怖い

「いいですよ。今度書いときます。っていうか遅くま
で部活頑張ってるのって、増田先輩もですよね？笑
私も尊敬してます、増田先輩のこと。いつもすごい
なぁって。」

「ほんとに？ありがとぉ笑
そういえば、Aちゃんてサッカー、すき？
実は今度試合があってー、もしよかったら。
ついでにお兄ちゃんも連れてきて笑加藤っていつも
試合みにきてくれないんだよー」

「はい、ぜひ笑笑お兄ちゃんもちゃんと連れて行きま
す」

「よろしくー」

と、丁度そこで家に着いた

「じゃあ、今日は送ってくれてありがとうございまし
た」

「どうもー、あっ、もしよかったら明日からも一緒に
帰ろうよ？そしたらお兄ちゃんも安心でしょ？」

「お兄ちゃんも？」

「あっ、知らないかぁ。最近帰り遅いって心配してた
よ、加藤。」

「そうだったんですか」

「うん。じゃあ決まりね。明日からよろしく
ばいばい」

そのまま増田さんは背を向けて帰ってしまったけど

急展開すぎないか？さっきまで話したこともなかったのに、明日から一緒に帰るだなんて。

「あぁ、幸せ過ぎる」
神様、ありがと