ヤバいですよ、藤井さん。 (ページ30)

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▽ 30 青side ページ30

まぁ、話を聞いてて分かるのは何処でもAちゃんはクールビューティで皆から愛されてるって事。

俺にだけ振り向いてくれたらええのになぁ。

濵田「お、もう結構ええ時間やん！明日も仕事あるしそろそろお開きにしまひょ～」

小瀧「や～ッ！のんちゃん寂しいのッ！」

濵田「はいはいのんすけまた今度な」

小瀧「今度はAちゃも連れて来て」

濵田「ちゃっかりしてるわ」

濵ちゃんが幹事としてスタッフさん達から割り勘の値段を回収してるうちにコソッと望の耳元で問いかける。

「…Aちゃんの事、好きなん？」

小瀧「んぇえ？うん、好き！」

「それはどういう意味の好きなん？」

小瀧「ん～、愛しいお姉ちゃんかなあ」

「…そっか」

少しホッとしてるとぐいっ、と腕を引かれてバランスを崩してそのまま望の方に倒れる。

すると望に抱き締められた。

小瀧「んふふ～、流星はAちゃの事好きなんやね～。分かるよぉ、可愛ええもん」

「…なんで抱き締めんねん」

小瀧「ん～、ん～…」

「寝るなッ！！！！！！！」

濵田「流星お金～…って、出た。いつもの眠い時に現れる抱き枕星人。」

「力強い…苦しい…」

濵田「暫く起きひんぞ、こりゃ」

この後、村上さんに怒られて泣く泣くキッチンに戻って行ったのはまた別の話────

ーそのころAさんは？ー

「ぶえっくしょ～い！」

神山「え、何風邪？」

「いや…誰かが私の噂をしとるな」

神山「ソイツ…ええ度胸しとるわ…」

「？？？？？？？？？」

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