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近所のスーパーにて。
神山「これから毎日通うスーパーやからな、ちゃんとチェックしとかな」
「出た、主婦洋」
神山「しゅふひろ???」
少し見ない間に髪の毛の色が派手になっても、ピアスホールがバチバチに開けられていても…結局智洋は智洋で。
優しいところも、お母さんみたいなところも、全く変わっていなかった。
…でもね、智洋。変わらなくちゃいけない部分もあると思うよ、私は。
「あのさ、もう子供やないんやから手くらい離して歩いてくれへんかな」
神山「なんで!?」
「なんて言うかね…子供扱いされてる気分」
神山「えぇ!?決してそんなつもりやなかったのに…アカンの?」
「やめろ、そんな子犬の様な眼差しで見つめてくるな、確信犯やろお前」
全く手を離す気配が無い智洋に溜め息が漏れる。
カゴを持っている反対側の手が痛くならないのか心配になる。結構具材入ってるぞ。
鶏肉等の唐揚げを作る材料や肉じゃがの具材が入っていて、既に重そうな事になっている。
神山「ん〜、後は…Aお酒は?」
「あんまり飲まへんからジュースとかでいい」
神山「俺も〜じゃあ好きなジュースそれぞれ買おっか…あ、でも大きいペットボトルでも良いかも」
「流石に重いやろ、カート取ってくる」
神山「え、ありがとう〜先見とくな〜」
「おっけ」
急いで入り口に並んでるカートを取りに行く。外の空気が一気に入ってくるその場所はとても寒くて更に急ぎ足になって智洋の場所へ戻ってく。
一人で飲み物を眺めて選んでる姿が目に入る。なんか本格的に主婦に見えてきたな…
「お待たせ」
神山「ん、ありがとうな。A何がいい?ジンジャーエール?コーラ?それともシンプルにお茶だけにする?」
「お茶は家にあるから…ジンジャーエールかな」
神山「おっけ〜」
それからもお菓子とか、ちょっとしたお惣菜パックに入ったポテトとかカゴに入れていく。
そろそろ会計行くか〜、と会話を交わした時だった。
ふんわりとソーセージの香りが鼻腔を擽った。その時はあ、試食コーナーだな〜と思った程度だった。
おばちゃん「試食如何でしょうか〜、あ!そこの奥さん!どうです!?」
「………ん?」
おばちゃん「アンタやアンタ!えらいカッコイイ旦那連れてええやないのぉ!ほら、旦那さんもどうぞ〜!」
神山「えへへ、どうも〜」
あ、広瀬●美の歌でもあったぞ、これ。
でもニヤけはしな…なんで智洋の方がニヤけてんのォ!?
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作者名:芥川 たぅ@カツアゲの人 | 作成日時:2020年1月12日 3時