▽ 27 桃side ページ28
最近会議が多い。
内容は勿論と言っていい程しげの事。
中間「今日皆に集まってもらったんは前回同様しげの事やけど、神様に相談して来た」
桐山「…どうやったら思い出せるか、やんな」
中間「…そうや」
しげの記憶喪失、まさかAちゃんが指摘してくるとは思ってなくて黙りこくってしまったけど…
お兄さんはすばるさんの事だけ知ってるみたいで、かと言って詳しくは本人からも聞いてないらしいけども
…不意に視線は“一つ空いた席”をみつめる。
？？？『淳太！』
？？？『俺の事は良いから！早く逃げろや！』
？？？『…××！やめろ！』
…覚えてるのは、俺等だけなんやもんなぁ
中間「のんちゃん？」
「えっ、ごめん、ちょっと考え事してた」
�霤帖嵋昇廼瓩棔爾辰箸靴討鵑覆 �疲れてるんちゃうん？」
「いや、大丈夫…」
しげがもしも思い出して、帰って来る日が来たとして。Aちゃんはどんな反応するんやろか。
きっと寂しそうな顔をするとは思うけど、それはどんな気持ちからの表情なんやろか。
しげがAちゃんを好きになる前に、Aちゃんがしげを好きになる前に。
何とか思い出させな、Aちゃんを振り向かせなければ。しげに、Aちゃんを取られたくない。
中間「…のんちゃん、しげと会うた？」
「えっ？」
神山「淳太くん…？何言うてんの…？」
藤井「…まさか、望が最近会議以外で見かけへんくなったのって…」
淳太がいきなり放ったその言葉で俺と淳太以外の四人がざわめき出す。
…まさか、下界に降りてる事バレて────
中間「…神様が、『赤い光に桃色の光が交わった。状況は桃色が知ろう』って仰ってた。赤い光はしげの事やろ、で、桃色の光が望
交わるって事は接触、つまり会ったって事やと解釈したから…で、どうなん？
下界に降りただけやと罪に問われへんし、たまたま会っただけって可能性もあるやろ？だから言うてみ？」
「……しげが堕ちる前から下界に興味あって何回か降りてた。で、いつもおるところのにたまたましげが堕ちただけ。
しげの様子なら変わらずのんびりしてた。」
桐山「…なんでそれを早く言わんかったんや」
「み、皆揃った時のタイミング見計らっとったんやかんか…降りる事自体は報告せんでええやろ？」
�霤帖屬任眩芦鵑硫餤弔撚燭埜世錣鵑�ったんや？」
「それは…」
中間「まぁええやろ、しげが普通通りに過ごせてるならええやろ」
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作者名：芥川 たぅ@カツアゲの人 | 作成日時：2019年12月8日 22時
