▽ 16 桃side ページ17
重岡「俺はたまたまオオサカって場所に堕ちてしばらくさまよってて、お腹減ったし羽も邪魔やから切り落として、そんなら天使の力も尽きて…
凍死してまう寸前の所をAに助けられてしばらくはAの家で住むことになったんよ」
「そんな…お前奇跡起こしたんちゃうやろな」
重岡「話聞いてたァ?天使の力尽きたから人間に存在を認知されてんで?あれ、小瀧の坊ちゃんはそんな事もご存知ない?
もしかして理解が出来ないんでちゅかあ?」
「お前なァ…!ご、ごほん…」
落ち着け望、これはいつものクソガキによるしょうもない煽りや。Aちゃんの前で声を荒らげる訳にはいかない。
ゆっくり深呼吸して落ち着こう。
重岡「なぁなぁA、何この黒いモチモチしてんの、結構美味いな!」
*「タピオカって言うねんで」
くそぉ!!!!中睦まじげ!!!!!!!とてもつもない敗北が俺を襲う!
落ち着け望、俺の方がAちゃんと長い年月を過ごしてきた仲やんか!(まだ一年半)
重岡「あ、そうそう。望はなんでここおるん?別に淳太から命令されてへんやろ?堕天でもなかったやろうに」
*「え?」
「ちょ…!Aちゃんにはまだ言ってへんかってんけど!」
重岡「え?マジ?もしかして隠してここに来てた系のやつ?マジかぁ!それはすまんかった!」
「お前ホンマに同じ天使かぁ!?」
急いでAちゃんの方を見るときょとん、とした表情をしていた。…重岡ァ!!!!!!!
真相と本当の理由がバレた訳ではないのに一人で焦っているとAちゃんが俺の両手を小さな手で包み込んできて微笑んた。
*「すごい!のんちゃんも天使さんやったんやね!なんやぁ、言うてくれればよかったのに〜あ、もしかしてバレたら天に帰れなくなったりすんの?」
「い、いや、そんなことは無いけど…」
*「なら良かったぁ!のんちゃんがなんでここに来てるか分からんけど改めてよろしくな!」
「…よろしく?」
_人人人人人人_
> かわいい <
 ̄^Y^Y^YY^Y ̄
とてつもなく可愛い!俺よりも天使!大天使やでこんなん!可愛すぎ!
あ、でも淳太には内緒にして来てるんやった
「…しげ、淳太には内緒にしてて」
重岡「いや俺淳太等と連絡する手段無いから」
「…ならよかった」
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作者名:芥川 たぅ@カツアゲの人 | 作成日時:2019年12月8日 22時