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重岡「買い物、今度から俺と行こうや」

「別にええけど…あ!そうや、これからしばらく下界?におるなら服とか下着とか改めて買っとこうや!明日学校無いし」

重岡「…!行く!絶対行く!ガチャガチャしてて怖い下界もAとなら怖くない!行く!」

「じゃあ明日行こっか」



晩御飯中、拗ねた表情でいきなりそう言ってきたしげ。きっと寂しかったのだろう、と思って明日外出を誘ってみる。

すると子供の様に目をキラキラと輝かせて嬉しそうに頷く。私も久々に外出する気がして少し嬉しかった。



重岡「どんなとこ行くん!?」

「ん〜、駅の方面にあるおっきなショッピングモールに行こっか」

重岡「何それ、めっちゃおもろそう!」



こうやって誰かと予定を組み立てるのも早々無くて新鮮に感じて嬉しかった。あ、そうや!



「しげがこの家に来たウェルカムパーティみたいなんしたい!」

重岡「なにそれ!めっちゃ嬉しい!やろ!」



思ったよりすぐ決まって吃驚した。じゃあ明日しげの下着とか服とか買って…ピザとかジュースとかも買ってもいいかも。

そういう事するの初めてでなんだかニヤニヤしてしまう。そんな私を見てしげもなんだか嬉しそうに笑い始める。



重岡「嬉しそうやね」

「…顔に出てた?そういう事するの初めてでなんか嬉しくて…主役より楽しそうにするのってアカンよなぁ」

重岡「何言うとんねん、皆で楽しんでこそやろ!Aが嬉しそうで俺も嬉しいから!」



そう言って優しく頭を撫でてきて不意にドキリ、とした。頭を撫でられる事に慣れてなくて変に緊張してしまう。

ん?携帯に通知が…



『【のんちゃん】Aちゃん明日暇〜?』

『ごめん、明日ショッピングモールに行く〜』

『【のんちゃん】お兄さんと?もし一人やったら付き合うで?』

『お兄さんではないけど…親戚のお兄さんが今来てるから。ごめんな、今度行こね』

『【のんちゃん】分かった!』



可愛らしいスタンプが送られてきて会話は終了した。まさかのんちゃんからお誘い来るとは思ってなかったけど…

しげの事言えるわけなくて適当な嘘ついてもうたけど…まぁ、仕方ないよな…?



重岡「ん?友達か?」

「あ、うん。明日暇か〜って来たけどしげ優先した。親戚のお兄さんって嘘ついちゃったけど」

重岡「親戚のお兄さんかあ」






小瀧「…親戚のお兄さんかあ」




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作者名:芥川 たぅ@カツアゲの人 | 作成日時:2019年12月8日 22時

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