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49:妬みは醜く幸せ脆く。 ページ49

私が坂田くんと付き合い始めて二週間。

それなりに噂は広まって女子から睨まれるようになった。

単純に考えれば私はそれほどまでモテる人と付き合っている、と言う事になる。


これって幸せかな?

まあ、幸せなんだろうなぁ。

坂田くんとお喋りも出来ない女子は私のことを妬んだり羨んだりしてんだろうなー。




坂田「Aーっ!!」

「委員会お疲れ様。
よし、帰ろうか...。」


そう言うと坂田くんはふわっと笑った。

その笑顔はなんだか誰にでも懐く子犬みたいでつい坂田くんの頭上に手を伸ばす


その手は拒否されず坂田くんの頭にぽふ、と効果音が付きそうだった。

その手を左右に揺らす。
気持ちよさそうに坂田くんの目が細まる。

坂田「くすぐったいよ、A」


がしっと、腕を掴まれる。

ごめんね、と返すが坂田くんからの返事はない。


その腕をぐっと引き寄せられる。

それは当然、坂田くんのほうへ身体は近づいて。



坂田「はい、ぎゅー。」

私は坂田くんの腕の中にいた。

「坂田くん...!!」


?「なにしてんの?」



その幸せの時間を壊すものが、

うらたくんでした。

50:妬みはいつも心に  ▽うらたside→←48:現在に至る  ▽坂田side



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作者名:ウィルバーボイド x他1人 | 作成日時:2015年4月19日 1時

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