16:あくまでも友達 ページ16
「私は、
うらたくんのこと。
えっと」
どうしよう。ここはどう答えるべき?
素直に好きという?それとも?いや、それ以外ないんだよなぁ
「友達として好き、だよ?」
これで正解!?
よくわかんないよ…
うらた「そっか。嫌われてなくてよかった」
「え?」
うらた「俺が送るの、必死に拒否してたから。
嫌われてるのかとおもってさ。」
そっか。
うらたくんは良心で送ると言ってくれていた。
なのに、私はいいよいいよと、遠慮していた。
うらたくんの良心をずっと拒否していたと、言うことになる
そう思うとすごく失礼なことをしたと思う
「ごめんね、ありがとう」
うらた「は?」
「送るって言ってくれているのに、さ。
変な遠慮なんかしちゃって…」
うらた「ああ。あそこまでいやと言われれば少し傷つくけどさ。」
「うっ…」
心に刺さる一言
ごもっともです…。
「でもホントにありがとう。
家、ここだよ。」
うらた「お、ホントに近いんだな。」
「うん。だから暇なときは呼んでね!
飛んでいくよ」
うらた「じゃあ毎日だなぁー。」
「うらたくんそんな暇なのー?」
くすくすとうらたくんと笑い合う
そんな短い時間でさえも楽しく感じる
やっぱり志麻くんが言っていた通り、
好きなのかな。うらたくんのこと
うらた「じゃあな。」
また明日。と、手を振ってくれるうらたくん。
そんな姿でさえもかっこいい、なんて思ってしまう。
ああ、好きだ。
うらたくんが好きだ。
どうしようもないくらい好きなんだ。
私惚れっぽいのかな。
こんな短期間で人を好きになるなんて
。
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作者名:ウィルバーボイド x他1人 | 作成日時:2015年4月19日 1時