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韓国に着いて、すぐにハウンさんの家に行った。
すごく豪邸だった。
タワーマンションの上の方。



「アイドルで成功したら、
このマンション全部買えるわ」


ハウンさんはそう言ったけど、僕がもし成功しても
こんな豪華なところ住めないと思う。

そしてすぐに移動した。



「ここがPLEDIS」



あなたが青春を捧げる場所よ。
緊張して、その後の言葉は全然入ってこなかった。

ずんずん進んでいくハウンさんの後ろをついていく。



「そしてここにいるのが、あなたが人生をかける人達」



ある部屋の前で止まる。
深呼吸をする暇もないほど、
ハウンさんはバッと勢いよく扉を開いた。



「こんにちは!」



中に待機していたのはたくさんの少年。
ハウンさんが入ると一斉に立ち上がってお辞儀をする
後ろからついてきた僕への視線も忘れない。



「みんな久しぶり。元気だった?ご飯は食べてる?」
「はい」



答えた男の子はちらりと僕を見た。
少し怖くて、1歩後ろに下がってしまう。



「知っていると思うけど、最後のメンバー。
日本から来て緊張してるから、面倒みてあげて」



無慈悲にもすぐに背中を押されて、
元の位置よりも前に出された。



「...深山虎太郎です。よろしくお願いします。」



韓国語の発音あってるのか分からない。
あってなかったら恥ずかしいな、と思いながら
頭を下げる。



「あとはスンチョル任せたわ」



そういうとハウンさんは僕の手を
最初の男の子の両手に握らせる。まるで手錠だ



「私の可愛い子だから、泣かしたら許さないわよ」



特にスニョンとジフン。と付け加えると、
端にいた男の子2人が反応した。

続けて僕の頬を包む。



「コタ。大丈夫、がんばってね」
「はい」



そして部屋を出ていった。
僕はスンチョルさんと手を繋いだまま
どうすることもできない。



「....深山虎太郎です。日本人です。
歌もダンスも経験ないです。」
「チェスンチョルです。
SEVENTEENのリーダーです。何lineですか?」



SEVENTEEN?line?
ハテナが浮かぶ頭の中で、SNSのLINEのアイコンが
ぼんやりと浮かぶ。



「....携帯は持ってません」
「え?」
「え?」




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作者名:じゃい子 | 作成日時:2021年5月5日 1時

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