10 ページ11
.
相葉side
「おつかれ〜」
嵐にしやがれを4本撮りして、
今日の仕事が終わった俺ら。
「相葉ちゃん今日、これで終わり？」
「うん終わり〜」
多分、全員そうなんじゃないかな。
なっちゃんは衣装を脱ぐ俺らを見渡しながら
こう言った。
「大事な話があるんだ。
嵐だけで話したい」
さっきまでのふざけたとは思えないほど
真剣な目。
「個室の店、予約しとく」
翔ちゃんがすぐに携帯を出して
どこかへ電話をかけだす。
「店とれたよ」
「じゃあ誰の車で行く？」
「俺とリーダーはマネージャーの車で来た」
「俺も。翔さんも？」
「うん、松潤は？」
「あー俺も」
どこか胸がざわざわして、
みんなの会話が入ってこない。
「相葉ちゃんは？」
「えっ」
いつの間にか
なっちゃんが俺の目の前に来ていた。
話聞いてた？と笑われる。
「誰の車で行こうかって話」
「あ、俺、今日、車で来た」
「すっごいカタコトで言うね」
じゃあ相葉ちゃんの車で行こう〜！と
なっちゃんが言うと翔ちゃんが
そばに寄ってきた。
「相葉ちゃんこの店にしたんだけど、
行ったことある？」
「.....ねえ翔ちゃん。
俺、いまどんな顔してる？」
「.....泣きそうだよ」
まだ何の話か聞いてないのに。
どうしてこんなに
俺は泣きそうなんだ。
大きく深呼吸をして
翔ちゃんのスマホ画面を見る
「行ったことあるよ」
「じゃあ運転お願いしていい？」
「うん任せてっ！」
そう言って、笑顔を見せると
ポンっと肩を叩かれた。
「15周年ライブの話かもしれない。
気楽に行こう」
そういう翔ちゃんの顔も
なぜか泣きそうだった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 514人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結月(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2021年5月14日 21時) (
レス) id: 62bb5f4ef4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽちゃん - 初めまして！この作品すっっっごく面白いですね！更新頑張ってください！応援してます！待ってます！！ (2019年12月3日 23時) (レス) id: 13e108755d (このIDを非表示/違反報告)
みかづき - 応援してます！頑張ってください！ (2019年10月1日 21時) (レス) id: 49da0e68a3 (このIDを非表示/違反報告)
みかづき - めちゃくちゃ面白いです！ 楽しみに更新待ってます！ (2019年10月1日 21時) (レス) id: 49da0e68a3 (このIDを非表示/違反報告)
都姫 - とっても面白いです！これからどうなっていくのかが楽しみです。これからも更新頑張って下さい！ (2019年9月19日 9時) (レス) id: 9ad8328503 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じゃい子 | 作成日時：2019年9月9日 21時
