2 cm ページ3
入学式も終わり、下校の時間。
一年生は自由に部活動見学をして良い事になっている。
貴方 「じゃ、先に行ってるから。」
準備が遅い国見をおいて、体育館へと向かう。
及川さんに会うの何年ぶりだろ。
岩泉さんも変わってないかな。
もちろん他の中学から来た先輩とかもいるワケで、知らない人もいるんだろうなぁ。
いろんな事を思っていると、もう体育館に着いてしまった。
貴方 「こんにちはー。」
体育館の扉を開けると、中学時代にたくさん過ごしてきた懐かしい雰囲気がそこにあった。
及川 「あ、Aちゃんだ!
なになに〜、及川さんの事追いかけて青城まで来てくれたの〜?」
貴方 「…ウザさ増しましたね。」
及川 「え!?第一声がそれ!?
もっとこう『及川さん!会えて嬉し__ 』」
貴方 「やっぱり他の部活のマネやろっかなー。」
及川 「ごめんごめん嘘だよ〜、だから他のとこ行かないで〜っ。」
…絶対中学の時よりチャラくなった。
そうか、高校でも相当モテてるのか。
今だってギャラリーから一年カラーの靴を履いた女の子がチラチラこっちを見てる。
岩泉 「ん? あぁ、Aじゃねぇか!
久しぶりだな。」
貴方 「岩泉さん!」
岩泉さんの方は変わってない。良かった。
それに、覚えてくれていたという事が心の底から嬉しかった。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:星鎖 | 作成日時:2017年8月22日 21時