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入学式も終わり、下校の時間。

一年生は自由に部活動見学をして良い事になっている。





貴方 「じゃ、先に行ってるから。」





準備が遅い国見をおいて、体育館へと向かう。



及川さんに会うの何年ぶりだろ。

岩泉さんも変わってないかな。



もちろん他の中学から来た先輩とかもいるワケで、知らない人もいるんだろうなぁ。



いろんな事を思っていると、もう体育館に着いてしまった。





貴方 「こんにちはー。」





体育館の扉を開けると、中学時代にたくさん過ごしてきた懐かしい雰囲気がそこにあった。





及川 「あ、Aちゃんだ!
なになに〜、及川さんの事追いかけて青城まで来てくれたの〜?」



貴方 「…ウザさ増しましたね。」



及川 「え!?第一声がそれ!?
もっとこう『及川さん!会えて嬉し__ 』」



貴方 「やっぱり他の部活のマネやろっかなー。」



及川 「ごめんごめん嘘だよ〜、だから他のとこ行かないで〜っ。」





…絶対中学の時よりチャラくなった。

そうか、高校でも相当モテてるのか。



今だってギャラリーから一年カラーの靴を履いた女の子がチラチラこっちを見てる。





岩泉 「ん? あぁ、Aじゃねぇか!
久しぶりだな。」



貴方 「岩泉さん!」





岩泉さんの方は変わってない。良かった。

それに、覚えてくれていたという事が心の底から嬉しかった。

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作者名:星鎖 | 作成日時:2017年8月22日 21時

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