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「あーもう!シャドウってば信じらんない!」
すっかり陽が沈み、月明かりに照らされたテイルスの工房の中にエミーの怒号が木霊する。エリサは、疲れたのかテーブルに突っ伏して寝ている。
「エミー、静かに…!ボクも納得できないよ。エリサがああなるなんてまだ決まってないのに。」
珍しく神妙な顔つきのソニックは、あの頃からずっと押し黙っていた。
「ソニック、どう思う?きっとシャドウだから落ち着いたら話もできるかもしれないけど、ボクらで交渉できないかな?」
「…」相変わらず口を開こうとしない。
痺れを切らしたエミーは、
「ソニック!黙っていたら分からないわ!それに、こんな顔しちゃってソニックらしくないわよ!」と、彼の肩を揺さぶる。
「なぁ…本当にあいつと交渉するって?」
ようやく言葉を絞り出したソニックに、
「当たり前じゃない!アンタだって、さっきそう言ってたわ!」
「だけどどうしても、エメル(あいつ)の最期が甦って、エリサなら大丈夫だっていう事、証明できない気がするんだ」
「何でよ!エリサが誰かに利用されるような子には見えないし、自分でもちゃんと戦えるんでしょ?なら大丈夫よ!」
ヒートアップし訴え続けるエミーの肩に手を置き、テイルスは
「エミー…ソニックの言う事、ボク、なんとなく分かるよ…」と呟く。
「どういう事。」
急に目を覚ましたエリサは、険しい顔を彼らに向ける。

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リゲル(プロフ) - 虚無さん» ありがとうございます!初コメント…!これからも頑張りますので宜しくお願いします!! (2019年11月24日 9時) (レス) id: 48660f8fd4 (このIDを非表示/違反報告)
虚無(プロフ) - とても素晴らしい小説でした。短くまとめられていて、綺麗な描写が多くて読みやすかったです。 (2019年11月24日 1時) (レス) id: 87e1bd717f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リゲル | 作者ホームページ:http://dkjljkgjl5mn6tmjw  
作成日時:2018年12月12日 8時

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