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五十四 ページ5

山「そこの…茄子と瓜を貰おう」



「あと、ほうれん草と…あ、これもあったほうがいいかも…」




骨「……」




私達がいるのは、少し活気を取り戻した城下町の八百屋。



骨「どうするんだ、こんなに買い込んで…」



荷物持ちで付き添わせた骨喰が怪訝そうな顔でこちらを見てくるので、無理もないかと苦笑いする。




骨「これから俺たちは何をするんだ?」




「ま、簡単にいうと、炊き出し」



私達は歴史を守ることが使命。


だが、それによって失われた命や人の思いがある。歴史は守れても、それ以前に守り通せなかったもの。


だからせめてなんでもいい、何か私達に出来ることをしたい。これが第一部隊の決まり事のようになっていた。



骨「そうはいっても…俺たちのせいじゃない」



光「お前、あれを見て何とも思わないのか」



視線の先には、亡くなったと思われる人々の墓の前で泣き崩れる人々の姿があった。


その背中はとても小さく、今にも壊れてしまいそうで。



骨「だからってこんなの自己満足…欺瞞でしかない」



髭「確かにそうだけど…わからないかい?」



山「もしお前が納得いかないのなら、参加しなくて構わない。何より、これは審神者からの任務ではない。」



横目でチラリと骨喰を見やると、納得のいかない様子で下を向いていた。

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シャム(プロフ) - まってます!!! (2018年12月2日 3時) (レス) id: b3f5c72a28 (このIDを非表示/違反報告)
彩彌(プロフ) - 久しぶりに更新されて嬉しかったです!!続きが凄く気になりますが、無理をせずに更新してください!!楽しみにしてますね(・´з`・) (2018年1月16日 22時) (レス) id: 5fe99d50ec (このIDを非表示/違反報告)
るる2号(プロフ) - 面白くて何回も読み直しちゃいました!更新待ってます!! (2017年12月19日 13時) (レス) id: b96b11bd27 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - 面白いです!!続きが気になるです!更新頑張って下さい!! (2017年11月20日 7時) (レス) id: 73c563ba73 (このIDを非表示/違反報告)
翠櫻 - 面白いですがんばってください (2017年11月3日 18時) (レス) id: 64d53ddba3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まぐろ。 | 作成日時:2017年9月4日 15時

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