ライダー ページ6
「王様だーれだ」
そう号令をかけて、一斉にくじを引く。
「あ、俺王様だー！」
アロハが私にウインクして言った。
格好つけたかったのかもしれないけど、生憎私は格好つけてた人のことを何とも思わないタイプだ。
まぁ、そんなこと、知らないほうが幸せだよね。
「じゃあー」
とアロハが考えている途中に、
「変なお題出すなよ」
とライダーが忠告を入れる。
「分かってるよー。3番の人、5連発で変顔してねー」
とアロハは少しつまらなさそうに言った。
本当は、どんなお題を出すつもりだったんだろう？
というか、変なお題って何？
「うわぁ、大変そう」
ナイトビジョンはお題を聞いて、そう呟いた。
確かに、一回だけなら誰でも思いつくだろうけど、そんな何個も思いつかないだろう。
ちなみに私は4番なので違う。
「で、誰なんだよ〜」
マスクはみんなに訊いたが、誰も自分とは言わない。
しかし、明らかに一人、下を向いている人がいる。
ゴーグルだ。
私は何かあったのかと思って、声をかける。
「ゴーグル、大丈」
大丈夫？と言おうとしていたら、ゴーグルがそれを遮って、
「俺だー！」
と叫んだ。
いきなりの大声で、びっくりした。
「びっくりさせんなよ」
とライダーがゴーグルに言う。
「ごめん、ごめん。じゃあ、行っくよー！」
そう言って、ほっ、はっと言いながら、変顔をしていく。
何か、掛け声が運動してる人みたい。
普段からそう言うことを考えているのか、あっと言う間に終わらせる。
「あいつの場合、いつも変顔だろ」
ライダーはゴーグルを見てそう言った。
「確かに」
ナイトビジョンがそれに同意する。
何気に失礼では？
まぁ、ゴーグルは特に悪く捉えず、
「ありがとー！」
と言った。
その悪く捉えない考えは、私自身にも捉えなければ。
それに対して、ライダーとナイトビジョンは、
「褒めてねぇ！」
「褒めてない！」
と同時に言った。
仲がいいわね。
というか、ゴーグルは捉え方を間違っていたのね。
私的には、悪くない考えだと思ったけど。
でも、それも人それぞれだから、気にすることないか。
三位:ライダー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆら - まめがためになってますよ！！(エフテン続きです！) (2021年7月7日 21時) (
レス) id: be5f26f260 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - RESUTEさん» ですね！私荒らされたら怖いな…(´・ω・)←いや聞いてないわ 怠らないことが大事ですね! (2019年12月23日 22時) (レス) id: 24a44df526 (このIDを非表示/違反報告)
RESUTE(プロフ) - reimariasaizaさん» ご忠告、ありがとうございます。パスワードは他の方には閲覧できない場所で交換するようにしておりますので、おそらく大丈夫です。ですが、警戒は怠らないようにします。 (2019年12月23日 12時) (レス) id: 0891d09283 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - RESUTEさん» だからこそ、荒らしには要注意です!コメントでパスワードの話はしないほうがいいですｙ(殴←知っとるわボケ (2019年12月22日 22時) (レス) id: 24a44df526 (このIDを非表示/違反報告)
RESUTE(プロフ) - reimariasaizaさん» コメント、ありがとうございます。私もたくさんの人に見てもらえて嬉しいです。正直、この作品がこんなにたくさんの人に見てもらえるだなんて、思ってませんでした。 (2019年12月22日 22時) (レス) id: 0891d09283 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RESUTE | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/f8abbae6051/
作成日時：2019年11月25日 18時
