スカル ページ13
「王様だーれだ」
その号令をかけ、一斉にくじを引く。
「俺、王様ー！」
満面の笑みでアロハが言った。
「誰か、俺のゲソ戻して」
悲しそうに泣いているグローブ。
「もしその棚が、○ラえもんのポケットみたいな仕組みでしたら〜、あるんじゃないですか〜？」
マルベッコーがグローブに提案する。
「それがあるならパフェが欲しい」
スカルは淡々と言った。
「俺、ゲーム〜」
マスクもまた欲しいものを言う。
「流石にねぇだろ」
ライダーが冷静に言う。
「あったよ！」
ナイトビジョンのその声に
「それは本当か！？ますます調査したくなるな！」
隊長はメモを取る準備をする。
「ポッキーがあったよー！」
あははー！とニットキャップが棚からポッキーを出す。
自分の願いを言っていた彼らは、がっかりしていた。
「じゃあ、7番と2番でポッキーゲームね！」
アロハはウインクをして言った。
「7番は私よ」
そう言った瞬間、
「えええぇぇぇ！？」
とほとんどの人が言った。
それに私自身、驚いた。
「アロハ潰す！」
ライダーがダイナモローラーテスラを持ってアロハに近づくが、サファリハットが
「いやいや、潰すべき相手は2番じゃない！？」
と言ってライダーの行動を止める。
「それに違いない！2番は誰だ！」
隊長がそう訊くと、
「あ、俺は、2番だ」
とゴーグルが答えた。
「ゴーグル、そこ変わってー！」
そうアロハは駄々をこねる。
「これはルールだから仕方がないだろう」
ブロウが冷静にそう言った。
でも、私はポッキーゲームなんて知らない。
一体どうすれば？
「ふぁい、Aちゃん」
ゴーグルはそう言いながらも、ポッキーを加えている。
「えっと、私は何をすれば」
そう訊くと、
「端から食べるんだよ」
とナイトビジョンが答えてくれた。
私は彼の言う通り、端から食べていく。
皆んながその様子をじっと見ている。
ニットキャップ以外は見守るようにではない気がするけど。
「あ、アタシの武器あったー！」
そう言って、ニットキャップは無理やり入った引き出しから取ろうとしている。
「んー、あっ！」
ニットキャップは勢い余ってバケットスロッシャーを投げてしまう。
それがゴーグルに直撃しそうと判断した私は、ゴーグルを突き飛ばした。
「ごめん、ごめん！」
そう言って、ニットキャップがバケットスロッシャーを取りに来る。
ポッキーは途中で折れてしまい、最後までいかなかった。
見ていたイカの殆どが安心したようにため息をついた。
四位:スカル
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆら - まめがためになってますよ！！(エフテン続きです！) (2021年7月7日 21時) (
レス) id: be5f26f260 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - RESUTEさん» ですね！私荒らされたら怖いな…(´・ω・)←いや聞いてないわ 怠らないことが大事ですね! (2019年12月23日 22時) (レス) id: 24a44df526 (このIDを非表示/違反報告)
RESUTE(プロフ) - reimariasaizaさん» ご忠告、ありがとうございます。パスワードは他の方には閲覧できない場所で交換するようにしておりますので、おそらく大丈夫です。ですが、警戒は怠らないようにします。 (2019年12月23日 12時) (レス) id: 0891d09283 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - RESUTEさん» だからこそ、荒らしには要注意です!コメントでパスワードの話はしないほうがいいですｙ(殴←知っとるわボケ (2019年12月22日 22時) (レス) id: 24a44df526 (このIDを非表示/違反報告)
RESUTE(プロフ) - reimariasaizaさん» コメント、ありがとうございます。私もたくさんの人に見てもらえて嬉しいです。正直、この作品がこんなにたくさんの人に見てもらえるだなんて、思ってませんでした。 (2019年12月22日 22時) (レス) id: 0891d09283 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RESUTE | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/f8abbae6051/
作成日時：2019年11月25日 18時
