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「これだ！」
今日のお遊びの内容が決まり、ワタシは駆け出した。
「姉さん、遅いよう」
プリンツがワタシに不満そうに言う。
「見て、見て！お父さんがくれた手紙、実はもう一枚あったんだ！」
そう言って、ワタシは二人に地図が載った方の手紙を見せる。
「ほう、地図か。ふむ、この場所なら、この家からも近い」
エンペラーは地図を見て言う。
「そう！だから、宝探しに行こうよ！」
そう笑顔で提案すると、
「何それ！？面白そう！行こうよ、兄さん」
と、プリンツは乗り気になってくれた。
「しかし、勝手に出かけると、母上に怒られるぞ？」
そう言うエンペラーに、
「ちょっとならバレないよ！ねぇ、行こう？」
と可愛らしくお願いしてみる。
エンペラーはため息をついて、
「どうなっても知らないぞ」
と言って、了承してくれた。
「やったー！行こう、姉さん！」
プリンツはワタシの手を握って走り出す。
「あ、待ってよ！プリンツ！」
ワタシは必死にプリンツについていく。
エンペラーは後ろから歩いて、
「走ると転ぶぞ」
と忠告してついてくる。
エンペラー家を飛び出して、近くにある森の中を突き進む。
森は不気味な感じも、分かりにくい感じもない。
明るく、自然を感じることができる、綺麗な森。
途中、虫が突っ込んできたり、鳥が突っ込んできたりと、ハプニング満載だったけど、何とかたどり着いた。
「これかな？」
そう言うワタシに、
「すっごく古ぼけてるね」
と言うプリンツ。
「長年、人が暮らしてなければ、そうもなる」
エンペラーは当たり前のように言う。
「入ろう」
ワタシはプリンツたちより先に入る。
「ま、待ってよ、姉さん！」
プリンツが必死に追いかけてくるのもお構いなしに突き進む。
ギィィと不気味な音を立てて、古ぼけた木のドアを開く。
「お邪魔しまーす」
そう言って、ワタシとプリンツは、中を覗き込んだ。
森は不気味じゃないのに、この古ぼけた家は、不気味さを感じる。
それは、プリンツも同じなようで不安そうな顔をしている。
ワタシは唾を飲み込み、ヅカヅカと中に入る。
プリンツもまた、覚悟を決めて、中に入る。
エンペラーは普通に入ってくる。
一時間くらい、中を調べていた。
ワタシはその一時間で、一枚の紙を見つけた。
とても綺麗な、羊皮紙。
昔の文献で見たことがあるが、とある地域では羊皮紙を使って、手紙を書いていたらしい。
ワタシはその羊皮紙を手に取り、母と話していたことを思い出した。
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RESUTE(プロフ) - reimariasaizaさん» コメントありがとう。もう分かっちゃった？伝わったなら嬉しいな。 (2020年6月20日 6時) (
レス) id: 0891d09283 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - 「僕は悲しい【オリジナル】」ああああなるほど泣きそう…(´;ω;｀)←は？ (2020年6月20日 0時) (レス) id: 76e319c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - RESUTEさん» 承知！(*'▽') (2020年2月2日 19時) (レス) id: 24a44df526 (このIDを非表示/違反報告)
RESUTE(プロフ) - reimariasaizaさん» コメントありがとう。歌詞を見ながら書いたらそうなった。褒めてくれてとっても嬉しいよ。また別の曲も書くけど、日曜公開予定だよ。 (2020年2月2日 19時) (レス) id: 0891d09283 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - 凄い…説明文のセンスありすぎ…(誉め言葉)曲聴きながら読んだけどいい曲だった！文才すごい。あと続き待ってるね(((( (2020年2月2日 19時) (レス) id: 24a44df526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RESUTE | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/f8abbae6051/
作成日時：2020年1月20日 12時
