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今まで『愛されたい』と思って、泣いたことなんてなかった。
愛がない生活が、ワタシの当たり前だったから。
涙をぬぐうワタシに気づいたゴーグルは、
「もう、大丈夫だよ。オレが愛してる。だから、悲しい顔をしないで」
そう言って、ワタシを強く抱きしめる。
この環境が、どれだけ幸せなことか、ワタシは知っている。
だから、これ以上何も望まないように、目を閉じて、キミのぬくもりを感じながら、キミを思い描いたよ。
愛することも、愛されたこともないワタシは、まだ、スキンシップとか、お話とかになれてない。
だから、時々無性に不安になるんだ。
ワタシが、キミのそばにいていいのか？
ワタシは、キミに不安を与えていないか？
この幸せは、沸騰した水のように、何もなかったように蒸発してしまんじゃないか？
そう思うと、キミから距離を置こうとしてしまうんだ。
「やっぱり、今日はもう帰るね。バイバイ」
そう言って、初めてのデートでさえ、逃げてしまったんだ。
次の日、イカホの目覚ましを止めて、ゴーグルからの通知を確認する。
けど、イカホの名簿には『ゴーグル』がいない。
ワタシはしたくとか気にせず、家を飛び出し、ゴーグルを探す。
彼のいたブルーチームにも、強者メンバーのところにも、バトル会場にもいない。
タコツボキャニオンにも、サーモンランにも、オクトエキスパッションにも。
どこを探しても、彼はいない。
一目なんぞ気にせず、ワタシは泣き叫ぶ。
世界は彼をどこに隠してしまったの？
どうしてワタシから、彼を奪うの？
お願い、帰ってきて、ゴーグル！
はっと目が覚め、ばっと飛び起きる。
どうやら、夢だったらしい。
そうは分かっていても、彼の『ゴーグル』の存在があることを、逢って確かめたい。
布団をはいで、適当に靴を履いて、家を飛び出す。
君に逢いたい。
その気持ちがあれば、どこだって行ける。
それが例え、身を削る行為になったとしても、世界が終わる行為になったとしても、何が消えたとしても。
彼を探す道中で、思い出した。
それはまだ、ワタシが幼稚園に通っていたころ。
施設から通っていたワタシは、白い目で見られるばかりだった。
それが嫌で、一人で誰も見つからない場所に隠れていることが多かった。
「アイツ、また一人ぼっちでかくれんぼしに行ったよ！」
「仕方ないじゃん！親がいないんだもん！」
「オレたちとは全然違うもんな〜！」
あははと嘲笑う人たちも無視して。
いつもの場所で折れた枝を使って、お絵かきをする。
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RESUTE(プロフ) - reimariasaizaさん» コメントありがとう。もう分かっちゃった？伝わったなら嬉しいな。 (2020年6月20日 6時) (
レス) id: 0891d09283 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - 「僕は悲しい【オリジナル】」ああああなるほど泣きそう…(´;ω;｀)←は？ (2020年6月20日 0時) (レス) id: 76e319c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - RESUTEさん» 承知！(*'▽') (2020年2月2日 19時) (レス) id: 24a44df526 (このIDを非表示/違反報告)
RESUTE(プロフ) - reimariasaizaさん» コメントありがとう。歌詞を見ながら書いたらそうなった。褒めてくれてとっても嬉しいよ。また別の曲も書くけど、日曜公開予定だよ。 (2020年2月2日 19時) (レス) id: 0891d09283 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - 凄い…説明文のセンスありすぎ…(誉め言葉)曲聴きながら読んだけどいい曲だった！文才すごい。あと続き待ってるね(((( (2020年2月2日 19時) (レス) id: 24a44df526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RESUTE | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/f8abbae6051/
作成日時：2020年1月20日 12時
